フクロウとカラスカード(試作品)トップページへ

ネイチャーゲームの「フクロウとカラス」に使用するために試作したカードです。

フクロウとカラス 01A

「ゾウの鼻は、長い!」





    正 解===>


うんちく:ゾウは鼻を使って水を飲ん
だり、物をつかんだり、葉をちぎった
り、まるで手のように使うことができ
ます




 

実際のカードは左のようになります。

A・B・Cはそれぞれ問題の難易度を表します。

A:小さな子どもも含めて大丈夫?
B:少し難易度がますので小学生以上?
C:マニアックな問題?

Cのマニアックな問題は、対象が自然の知識に
詳しい人のときや、味付けにあえて多くの人には
分かりにくい問題を入れたいとき。プログラムの
主題にあわせて、うんちくが語りたくて入れてみた
いというときに使うことになります。


数字は、各難易度ごとの通し番号です。

    正 解===>

   <===まちがい
これは、それぞれの問題のあとに全体がどち
らの方向に走ることになるかを示したものです。
瞬間的に指導者が勘違いをすることを避ける
ために付けてあります。


うんちく:
これは、参加者に話すときの参考です。これを
全部読み上げたり、話したりするものではありま
せん。一部を状況に合わせてアレンジしてしゃ
べると良いでしょう。



使用される場合は、このままではカードになりま
せんから、コピーして編集し直してください。
一太郎をお使いの方は、一太郎で作成したもの
がありますから、希望があれば・・・

メールで「もや」まで請求してください。

また、PDFファイルで提供できます
フクロウカラスカード(PDF)
PDFファアイルの開けない人は)

フクロウとカラス 08C
「セミは羽をこすり合わせて鳴く」



   <===まちがい


うんちく:
キリギリスの仲間 やコオロギの仲間
は、羽をこすり合わせて音を出しま
す。 
セミの仲間は、腹の中にある筋肉を
動かすことで音を出します。 


 


Aの問題へ  Bの問題へ  Cの問題へ

Aの問題
01A
「ゾウの鼻は、長い!」

  正 解===>

うんちく:ゾウは鼻を使って水を飲んだり、物をつかんだり、葉をちぎったり、まるで手のように使うことができます



02A
「キリンの首は、短い!」

   <=== まちがい

うんちく:
キリンは首を長くすることで、遠くの敵を早く見つけることができるし、他の動物は食べることのできない、高いところの葉を食べることができます。



03A
「コウモリは空を飛ぶことが、できる!」

  正 解===>

うんちく:
哺乳類で空を飛ぶことができるものは、モモンガやムササビもいますが、滑空でなく自由に空を飛べる哺乳類は、コウモリの仲間だけです



04A
「犬は卵で生まれ、ます!」

  <=== まちがい

うんちく:
犬や猫や人など哺乳類はみな、赤ちゃんで生まれます。
哺乳類以外にも、赤ちゃんで生まれる動物もあります



05 A
「いま風が吹いていますが、風は私の右(左・前・後)から吹いて、います!」

正しければ

  正 解===>

違っていれば

  <===まちがい

※状況に合わせて適当に設定する



06A
「いま太陽は私の右(左・前・後)に、ある!」

正しければ

  正 解===>

違っていれば

  <===まちがい

※状況に合わせて適当に設定する



07A
「オタマジャクシはカエルの子で、ある !」

正 解===>

うんちく:
オタマジャクシは、親のカエルとはかけ離れた姿ですが、まず後足がはえてきて、次に前足がはえて、最後に尻尾がなくなってカエルになって行きます。
その間に、エラ呼吸から肺呼吸に変わります。
「蛙の子は蛙」ということわざは、別の動物のように見えるのに実はというところからですね



08A
「ペンギンは鳥の仲間だから空を飛ぶことが、できる!」

  <=== まちがい

うんちく:
鳥の仲間であるペンギンの先祖は空を飛んでいたのでしょうが、今では海の中を飛ぶように体が進化しています。
ペンギンは暖かい海にもいますが、野生では北半球にはいません。



09 A
「ヘビには足がありま、せん!」

   正 解===>

うんちく:
ヘビはトカゲの仲間から進化したので、先祖には足がありました。現在でも、ボアというヘビの仲間には後ろ脚の痕跡がある物もあります。
また、トカゲの仲間で足のないものもいます。



10A
「メダカはフナの子どもで、ある!」

  <===まちがい

うんちく:
目がからだの高いところにあるからメダカというようです。また小さな魚のことをあらわすメジャコが関東地方で訛って使われるようになったとも・・・。
メダカは、大人になっても小さな体です



11A
「海の水は、しょっぱい!」

  正 解===>

うんちく:
大昔の海水は酸っぱかった・・地球が誕生した今から約45億年まえの海水は酸っぱい味だったのだそうです。地球の誕生当時は、塩酸の海で、長い年月を経て、海中の岩石の中の鉄やカルシウムなどを溶かし込み、徐々に海の水は酸性から中性に変化して現在のような海になりました



12A
「ライオンのメスにはたてがみが、ある!」

  <=== まちがい

うんちく:
ライオンはネコ科の動物です。おとなになると、雄と雌の姿がはっきり違っています。たてがみがはえるのは雄だけです


Aの問題へ  Bの問題へ  Cの問題へ  トップへ

Bの問題
01 B
「この葉は、イチョウ(マツ・サクラ・クスノキなど)の葉で、ある!」

正しければ

  正 解===>

違っていれば

  <===まちがい

※現物を示して、適当に設定する



02B
「今鳴いた鳥は、カラス(スズメ・キジ・フクロウ・ハトなど)、である!」

正しければ

  正 解===>

違っていれば

  <===まちがい

※現実に鳥が鳴いたときに、臨機応変で設定する



03B
「クモの足は8本で、ある!」

  正 解===>

うんちく:
クモの中には、アリのまねをするものがいて、そのクモは2本の足を触角のように見せかけているので、6本足に見えるそうです。



04B
「蝶の羽は2枚、である!」

  <=== まちがい

うんちく:
蝶やガだけでなく、昆虫の羽の数が4枚が原則です。
ただし、ハエやアブは、後ろの羽が退化して跡だけになっているため、2枚の羽(前翅)しか見えません。



05 B
「イクラはサケやマスの卵、である!」

正 解===>

うんちく:
サケ科魚の卵は、当初は袋状の膜に包まれた状態ですが(筋子)、成熟後期になると1粒1粒がバラバラになります。
この状態のものを、ぎゅうぎゅうともみほぐすと、ばらばらにほぐれます。これで、イクラになります。



06 B
「数の子はシシャモの卵、である!」

  <===まちがい

うんちく:
数の子は,ニシンの卵です。
数の子は鯑とも書き、その語源は北海道・東北地方でニシンが「カド(カドゥ)」と呼ばれていたことに由来します。「カドの子」または「カドゥの子」から「数の子」という字が当てられ一般化しました。



07B
「リスはドングリを食べる!」

  正 解===>

うんちく:
リスの前歯はするどく、硬い木の実も大丈夫。
野生下のシマリスは、木や草の種子などを主食としています。季節に応じて木の芽や花、ドングリなども食べています野生のリスは果物の実は捨てて種だけほじくり返して食べるそうです。



08 B
「 松の木の実はドングリ、である! 」

<=== まちがい

うんちく:
マツ科の木の実は、マツボックリですね。
傘の中には風で飛ぶ種がたくさん入っています。



09B
「干し柿は渋柿で作る!」

   正 解===>

うんちく:
熟すと自然に渋みが取れて甘くなるのが甘柿、熟してもなかなか渋みが抜けないのが渋柿です。もっとも渋柿も、熟度が進めばしだいに甘くなりますし、干し柿にすると、ひじょうに甘みが増します。



10B
「ナナフシには、体節がたくさんありますが、その数は7つ、である!」

  <===まちがい

うんちく:
腹部は11節。外観上は9節もしくは10節に見える。
和名のナナフシは、体節が7つあるからではなく、「7つ=たくさんの」の意味で、「たくさんの節を持つ虫」すなわち「ナナフシ」と名づけられたのであろう。



11B
「タコは体の色を変えることができる!」

正 解===>

うんちく:
タコは生息環境に合わせて体色を瞬時に変色することができる、紫黒色・赤褐色・黄色の色素を体表に持っているからです。
世界には、200〜250種のタコ類が分布。日本近海には約60種が生息していて、その中でも食用にされるのは5種類です。



12B
「カブトムシは飛ぶことができない」

  <=== まちがい


うんちく:
あの硬い羽を羽ばたかせることなど不可能に思えます。
ところが、硬い羽の下には柔らかい羽ねがあってこれを羽ばたかして飛びます。空中の一カ所にとどまること(フォバーリング)も可能です。でも、長距離飛行向きではない。



13 B
ウサギは草や葉っぱなどを食べます。山道などでウサギが食べた後や糞などをよく見かけます。
それでは問題です。

「ウサギがササを食べた切り口は,ギザギザになっている。!」

<===まちがい

うんちく:
うさぎの食痕はナイフで切ったように尖い



14 B
今からこの羽を落とします。そこで次の問題は 手を離してから,羽が地面に落ちるまで5秒以上かかる。羽が地面に落ちてから動いて下さいよ。
それではみんなで5秒からカウントダウンします。いいですか〜。地面に落ちてから動いてくださいよ〜せーの 5,4,3,2,1・・・!まだ動かない!!それ〜」

   正 解===>



15B
「トンボの幼虫は水の中ですごします!」

  正 解===>

うんちく:
トンボの幼虫をヤゴといいます。卵は水の中に産みつけられ、幼虫時代も水の中ですごします。



16B
「セミの幼虫は木の中で、すごす!」

  <=== まちがい

うんちく:
セミの卵は枯れ枝の中に産みつけられますが、(数ヶ月から1年後)卵から孵ると地上に降りて土の中にもぐって、数年の幼虫時代を過ごします。



Aの問題へ  Bの問題へ  Cの問題へ  トップへ

Cの問題
01C
クマは冬眠をする生き物として良く知られています。秋になると,たくさんの餌を食べて脂肪として体に蓄え,冬の間にそれを栄養として消費していきます。それでは問題です。

「クマは秋になると,落ちたドングリを,たくさん食べて冬に備える。!」

<=== まちがい

うんちく:
枝についた青いドングリを木に登って食べ



02C
ムササビは,夜になると巣穴からでて餌を食べに出かけます。その時,ほぼ決まった時間に餌を食べに行くという,几帳面な所があります。さあ,そこで問題です。

「ムササビは餌である葉っぱを,食べるとき,きちんと四つに,折って食べる。!」

正 解===>

うんちく:
きちんと4つに折って食べる



03C
公園などには,たくさんのカラスが見られます。町中の公園などがねぐらになっていて,ゴミ箱などの餌場に出かけて行くのです。さあ,問題です。
「このあたりに生息しているカラスは,ハシブトカラスである。!」

  正 解===>
<=== まちがい

うんちく:ハシブトはカアカア、南方系で森林性。山地の森林や海岸と、大都市に多い。
ハシボソはガアガア、農村やその周辺。北方系で草原性。



04C
秋になると森の木々が,赤や黄色に美しく色づきます。それでは問題です。紅葉は葉っぱの中にできた油分が変化してできた成分によっておきる現象である!」

  <===  まちがい

うんちく「葉っぱの糖分がクリサンテミンというアントシアンの1種に変化して赤い色を出します。緑色のクロロフィルが分解されて,みえなくなることで鮮やかな色になります。葉には葉緑素のクロロフィルという緑の色素とともに,黄色いキサントフィルなどのカロチノイド色素が存在し、秋になると分解され。クロロフィルの方が早く分解されるので,一時的に黄色が現れると黄葉になります。」



05C
カシやクヌギなどの実であるドングリは,森の動物たちにとっても大切な食べ物となっています。地面に落ちたドングリはそのままにしておくと乾燥して,芽がでなくなるのですが,森の生き物たちが食べきれずに,地面にこっそり隠しておいたものが乾燥を免れ,芽を出すことができます。そこで問題です。
「ドングリは,芽が出たときに,最初に開く葉っぱは,本葉である!」

   正 解===>

うんちく:
ドングリの双葉(子葉)は殻をかぶったままで,開かない。



06C
植物の分散の仕方には,風に乗ったり,水で流れたり,動物によって運ばれたり,自分はじけたりしています。雑木林の林床にピンク色の可憐な花を一面に咲かせるカタクリがという植物があります。さて問題です。
「カタクリは種を遠くに分散させるために,タンポポの綿毛を更に大きくしたような,非常に大きなふわふわの羽毛があり,風の力を借りて遠くへ広がる。!」

 <===まちがい

うんちく「カタクリの種にはエライオソームという栄養価の高い粒がくっついていて,アリが種を巣に運びます。その途中で種が落ちたり,巣の中でエライオソームだけが食べられ,種は捨てます。」



07C
「コナラは椎茸の原木として、使われる!」

  正 解===>

うんちく:
椎茸の原木として使われるのは、コナラの他クヌギがよく使われます。
現在のようにコマを打ち込むのでなく鉈目を入れていた頃はシデ類が中心だったようです。また、栗や柏でも可能です。



08C
「セミは羽をこすり合わせて鳴く」

   <===まちがい

うんちく:
キリギリスの仲間 やコオロギの仲間は、羽をこすり合わせて音を出します。
セミの仲間は、腹の中にある筋肉を動かすことで音を出します。



09C
「ヒマラヤスギは杉ではなくマツの仲間である!」

  正 解===>

うんちく:
英語名もヒマラヤシーダですから、杉だと思われてるようです。
樹形から来る誤解だと思いますが、樹皮も実(マツボックリ)もマツで、マツ科の木です。



10C
「落葉松(カラマツ)は杉の仲間である!」

  <=== まちがい

うんちく:
樹形は日本で見慣れた黒松や赤松と違い杉の樹形に似ていますが、マツです。



11C
「稲は多年草です!」

  正 解===>


うんちく:
稲はもともと多年生植物であるために、穂や葉が枯れても根は生き残って、何回も芽を出します。その芽からまた穂がでて育つことも珍しくありません。しかし、日本では冬、寒さのために枯れてしまいます。ちなみに、麦は一年生の植物で穂や葉と同じように、根も枯れます。



12C
「スズメバチは肉食なので蜜は食べない!」

  <===まちがい

うんちく:
スズメバチの成虫は実は蜜や樹液などの植物質のものが主食です。他のハチや虫を襲っているのは、幼虫の餌としてです。



13C
「オランウータンは森の人という意味である!」

  正 解===>

うんちく:
「オラン(人)ウータン(森)」は、一番有名なマレー・インドネシア語。
日本語では猩々です。猩々といえばもののけ姫にでてきましたね。



14C
「海底について動かないサンゴは植物です!」

  <=== まちがい

うんちく:植物のようにも見えますが、イソギンチャクやクラゲなどと同じ、こう腸(ちょう)動物。 サンゴは、1年に1度満月の夜に、海中に産卵。卵からかえると、海中をただよい、やがて岩にくっつきます。これをポリプといいます。 ポリプは分れつをしてふえながら、身のまわりにかたいからだを作ります。ひとつひとつのポリプはとても小さいのですが、つながって、美しいすがたのサンゴができあがります。



15C
「ホタルの卵や幼虫も、光る!」

  正 解===>

うんちく:
卵も幼虫もサナギも光ります。でも、なんのために光っているんでしょう?謎です。



16C
「モグラは太陽の光を浴びると死ぬる!」

  <===まちがい

うんちく:
目は見えませんし、とりわけ太陽の光が苦手というわけではありません。穴の外にでるのは夜のようですから、なにか感じるのでしょう。日中では外的にねらわれやいからでしょう。絶食に弱いので穴に戻れないと死んでしまうことになるでしょう。



PDFファイルで提供できます→フクロウカラスカード(PDF)

Aの問題へ  Bの問題へ  Cの問題へ  トップへ