高山の木がツイストしているのは何故?
「私はこう考える!」編
カリフォルニア在住のせーちゃんの考えです。
私もヨセミテに行ったときに気になっていたもので。 もやさんが記載されています説は「強い風」と「太陽」が原因の二つの説がありますが、私が考えていたものはどちらとも違います。 私の説を聞いて下さいますでしょうか? 私の考えは「豪雪」が原因説です。 ヨセミテなどの豪雪地帯では雪が積もると相当な重さになります。 当然、木に積もると下向きに大きな圧力がかかることになります。 その圧力のせいで木がねじれるのでは、と考えています。 巻きずしを作るときのすだれ(っていううんですかね?)を丸めてテーブルに立てて、上から押さえつけると、くにゅっとねじれますよね?そんな感じでヨセミテの木もねじれているのではないかと考えました。 これなら右回り、左回りはランダムに発生するので、そのどちらもが見られることに説明が付きますし、高い山にだけ見られることも説明が付くと思うのです。また、ツイストが発生するためには、圧力のかかり方(=雪のつもり方)にバランスの崩れが生じる必要があるので、常にバランス良く雪が積もる木(枝の張り方や、まわりの木との枝の重なり方などによるのだとおもいます)はストレートに成長するのでは?と考えています。前出のすだれの例でも、真上からバランス良く押さえつければ、すだれはまっすぐに立ったままですが、ちょっとでもバランスを崩すとねじれますよね。 私の考えでは、木の遺伝的性質(先天的要因)は関与せず環境要因(後天的要因)だけが効いてくるので、同じ種類の木でもねじれるものとそうでないものがあると言うことも説明できます。 強い風が原因であるのならば、雪が降らないけど風が強いという地域でも同様なねじれが観察できると思うのですが、私は暖かい地方でそのようなねじれた木を見た覚えがありません。もちろん、常に気を付けて見ているわけではないので、気が付いていないだけかもしれませんが。 また、風に寄る影響だとすると、限られた地域での風の受け方というのはある程度一定だと思うので、右回り、左回りと言うほど大きな影響を及ぼすほど環境が異なるとも思えないのです。 ヨセミテのレンジャーですらはっきりとしないことですので、私も絶対に雪が原因だとは言い切れないのですが、私もねじれた木を見ていろいろ考えてみた結果、このような説に辿り着きました。一つの意見として聞いて下さると嬉しいです。 私はカリフォルニア在住で、ヨセミテが好きなものでこれまでに何度も足を運んでおります。また、アメリカの国立公園もいろいろとまわっておりまして、それらの旅行記をメインにWEB SITE を開設しております。 ハーフドーム登頂記などもありますので、お時間があるときにでもぜひ私のサイトをご覧になってみて下さい。 http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Desert/8496/ |
今日(2008.7.21)にNHKの地球紀行で 北欧の森に、やはりツイストした木があるということを伝えていました。 地元の伝説では、白夜の季節に、木が太陽の運行を追いかけている内によじれるのだそうです。これは、シャーリーさんのアイディアとほぼ同じものです。ただし、これはあくまでも伝説なり、言い伝えです。 番組では、古木になるとこの現象が現れると紹介されていました。そして、「そのメカニズムは解明されていない。」とのことでした。 同じような疑問を持った人が世界中にいること、そして不思議なことにまだ解明されていないらしい。ということで、当分の間は、自説をこねくり回してもOKということなんでしょう。 もや |
まったく異なった、解釈が成立するのかも知れません。 水を揚げる仮導管は螺旋状に繋がっている。光合成によってできた糖も、螺旋状または扇状に下がってゆくというのです。 仮導管なり師管なりが垂直方向というより、螺旋状に繋がってるわけですから、樹皮がはがれたときに、そのねじれが見えているのではないかと思えるのです。 仮導管や師管のねじれの説明については下記のHPを 〜切り株から方角がわかるか〜 http://www.jafta.or.jp/07_publish/00_fushigi_series/shinrin30.html |