マニュアル研究会研究成果22

ネイチャーゲームの仲間、岡山の永井さん(ジャイアン)のマニュアル研究会では、
毎月、永井さんがお題を出して、それに仲間がアイディアを出したものを、まとめています。
その研究成果の一部を紹介したいと思います。

「ちょっとしたアレンジを紹介しあおう」
あのゲームをする時にちょっとした工夫をしてことがある。意外とうまくいった。こんなことをしてみたら、どうかなという提案など皆さんからの色々な情報を集めました。

●わたしの暦      おなじみの二十四節気 七十二候ですが、私は毎日歳時記カレンダーでその日の時候をチェックし、ネイチャーゲームの始めの話や人との会話に季節を織り込んでいます。

●バンダナいろいろ   先月バンダナの工夫が載っていましたが、私も、いろいろな柄のバンダナを集めています。魚や葉っぱ、ドングリや高山植物、地図など、図鑑のようなバンダナがたくさんあり、それをみんなで見るだけでも話が広がります。

●サンセットウォッチ  私は「サンライズウォッチ」をしたことがあります、と言う話をしました。静かに夜を迎えるのと違って、静けさから生命力あふれる力がわいてくる気持ちを伝えたことがあります。

●カモフラージュ    私が実践してカモフラージュについて話した後、校庭のある場所を指定し、個々にそこに隠しても良い物(人工物)を3つもってこさせ、2グループに分かれて互いに隠した後、1グループ毎に時間指定して、触ることなく見るだけで見つける実践をさせました。隠した方はどきどきしながら見守っていましたね。最後まで気づかれなかった物を隠した生徒の嬉しそうな顔を覚えています。どういう意図で隠したかを話させるとおもしろかったです。生徒ってよく考えている!同じグループだと連続してできる実践かなと思いました。

●カモフラージュ     私はご存知の通り視覚障害なのでカモフラージュのエリアに自分が置く物以外の人工物(例えばゴミなど)がないかどうか確認するのが困難です。なので、置く物を決めて参加者にリストとして渡します。1つだけの物もあれば複数おいている物もありますのでリストにある物がいくつ見つけられたか?を尋ねています。何がいくつあるか覚えるのは大変ですから、リストには数を書き込める欄も作っていて1回目から何回か観に行った時にみつけた数を記録してもらっています。最後に振り返りでは同じ物でも場所によって見つかりやすかったり見つかりにくかったり、何処にあっても見つけやすかった物などを比べています。

●ネイチャービンゴ   まえ、チャッキーにやってもらって自分で手を入れたものですが、ネイチャービンゴである人物を取り上げます。たとえばジョン・ミューアを取り上げ、ミューアにまつわる自然・人物・場所・動物などを使ってネイチャービンゴをやってみるんです。他の人でもできるだろうし、結構盛り上がるんですよ

●色いくつ       緑色系の色紙を厚紙に貼りつけといて、ひとつ見せて「この色と同じ色を見つけて指さして!」と、何度かすると、いろんな緑があることがわかり色のバリエーションが楽しめる。

●フィールドビンゴ   「本日のスペシャル」で、実施時期の季節ではないもの(例えば春の会では「夏の訪れを感じさせるもの」とか「冬の忘れ物」など)を取り上げることが多いです。今すぐに見つかる旬のものより、若干注意して自然を見てくれるような気がするからです。

●ごちカモフラ(仮)  1月の「楽しく遊ぼうじゃない」に体験しました、「カモフラージュ」と「ごちどうはどこだ」の合体版を地域の会で初めて実践いたしました。使用したものは1月のものと少し変更して、ドングリ・カラークリップ・アイス棒・ワゴム・洗濯バサミの5点です。今回私なりに工夫した点があります。それは、活動後のまとめでクイズ形式にしたとともに、ドングリの芽が出ている写真など参加者が視覚的に分かるものを提示したことです。クイズ形式にした理由は前回「ごちそうはどこだ」を実践時のまとめにただ説明して終わっただけでは参加者の反応が薄いように感じたという反省点があったためです。クイズ内容は以下の3問です。
Q1:次のものの中に、自然のものと人工のものがあるよ。さて、自然のものはどれかな?
@ドングリ  Aカラークリップ  Bアイス棒  Cワゴム  D洗濯バサミ
Q2:ドングリを食べる生き物はなに?
@ リス  Bスズメ Cメダカ
Q3:隠したドングリが見つからなかったら、ドングリはいったいどのようになるのだろうか?
@ 何も起こらない Aどんどん地面を掘って、下に行く B芽を出す C結婚相手を求めて旅に出る
今回クイズ形式を取り入れることで、「楽しかった」という感想をいただきました。また、前回よりも内容を腑に落ちた参加者が多かったのではないかと思っております。

●カウボーイゲーム    日本ではカウボーイといってもいまひとつピンとこないので 私は導入で「うさぎ追い」の話しをします。唱歌「ふるさと」の「う〜さ〜ぎ〜追〜いし♪かの山〜♪」の「うさぎ追い」とは、複数の人間が藪原を取り囲み、棒などで地面をたたいて、うさぎを捕まえる役目のほうへ追い込んでゆく追い込み猟のことです。終戦直後のころは、小学校でもクラス単位でうさぎ追いが行われていました。捕まえたうさぎを業者に売って、文房具を購入したりしていたそうです。逃げる役の人には、馬ではなくてうさぎになってもらいます。








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