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マニュアル研究会研究成果24

ネイチャーゲームの仲間、岡山の永井さん(ジャイアン)のマニュアル研究会では、
毎月、永井さんがお題を出して、それに仲間がアイディアを出したものを、まとめています。
その研究成果の一部を紹介したいと思います。

「ミステリーアニマルの原稿を作ろう」

タンポポ
この植物の葉っぱは、地面にくっついているように広がっています。
その中の1枚をいっしょに描いてみましょう。
まずは、画用紙の真ん中に点を描いてください。
できましたか。
その点をこの植物のスタート地点にします。
つまり、この植物がどこからか飛んできてきて芽が出たことにしましょう。
その芽から葉が伸びてきました。
その葉を描いてみましょう。
はじめの点から少しずつ少しずつ線を外側に伸ばしてみてください。
どれくらいかな。
成長していきます。
その葉の真ん中の芯を描き終わりました。
次は、緑の部分を書きましょう。
その芯より右側と左側に同じようなジグザグ、なみなみ、山と谷をかきます。
葉の先に向かっていくほど山が小さくなります。
葉の一番先は少しとがるくらいにしてください。
できましたか。
隣のひとと見比べないでね。
終わってから、みんなでみせっこをしましょう。
ではもう1枚葉を描きましょう。
今度ははじめにかいた点とは反対側に。
はじめに芯の部分をかいてだんだん伸ばしていってください。
できましたか。
そして同じようなジグザグ、なみなみ、山と谷をかきます。
さらに、葉を書きましょう。
本物は、1つのひとつの植物で  まいくらい葉をつけています。
たくさん葉をつけてどうしようと考えているのかな。
その植物の作戦だね。
少し時間を取りますから、後10枚くらい葉っぱをかいてください。
3分くらい。
今度は、花をつけます。
その植物は、葉でたくさんの栄養を作りました。
そして、だんだん葉からの栄養が・・・・・



カメレオン
頭につのがあり、オスはなわばり争いに使う。
顔は恐竜みたいな感じ。
うろこで覆われている。
目は円い。
口はにこっとした感じ。
少し口を開けてください。そこから伸び縮みする舌でえさをとる。
舌の長さは体と同じくらい。
首は少し頭より細くなるが、体はだんだん大きくなっていく。
おなかのラインはまっすぐ平ら。下に出っ張っていない。
背中は、だんだん高くなっていく。横から見るとかまぼこのような形。
背中には小さなぎざぎざがたくさんついている。
興奮すると体をふくらませてシューシューと音を立てる。
尻尾はいろいろな種類がいるが、だんだん細くなっている。長さは体よりも短い。
体色のコントラストも強くなる種類もいる。
足は4本。頭の付け根から前足。
足の指は枝をつかみやすいように5本の指が2本と3本がくっついている。
体の後ろのほうに後ろ足。
アフリカ大陸およびマダガスカル島
左右の目を別々に動かすことができる。
夜間は草や木などにつかまって寝ているのをよくみかけます。
昆虫やトカゲなどのほか、小鳥なども食べる種類もいる。
一度に12〜16個の卵を産み、温度にもよるが、ふ化には150日以上かかる。



アブラコウモリ
・場所・・・6月、森に入っていくと、何か生き物がいました。赤ちゃんを産んでいます。生まれたばかりの子どもは目が見えません。お母さんは赤ちゃんの体を舐め、へその緒を切りました。何十何百という群れです。お母さんたちは一カ所に集まって子供を産みました。子どもは、1人前になるまで、お母さんのおっぱいを飲んで暮らします。子どもは、お母さんにしがみついています。お母さんが、子どもをだっこしたまま飛びました。餌を探しています。
子どもに歯が生えました。数日経つと、体に薄い毛が生え、目も開きます。もう重くなったのでお母さんは子どもを置いて餌を採りに出かけます。
子どもは岩陰に隠れるようにして、ぶら下がります。
お母さんが帰ってきました。群れにはたくさんの赤ちゃんがいます。真っ暗闇の洞窟で、お母さんは自分の赤ちゃんだけを見つけ出し、餌をやりました。子どもの出す声を聞いて近くに行き、何度も顔を舐めあいます。そうしてはじめて。子どもを胸に抱きつかせます。
2週間たって、体は焦げ茶色になりました。大きさも二倍になっています。翼を広げたり、羽ばたいたり、飛ぶ練習をします。やがて体は灰色になりました。
40日たつと、子どもは一人で飛べるようになりました。お母さんと洞窟の外で飛んでみて、そうしてついには一人で餌を探しに飛ばなくてはなりません。秋にはお母さんも子どもも、洞窟を離れるのです。
外にはいろいろな生き物がいます。フクロウ(コノハズク)に捕まって食べられるものもいます。ヘビも危険です。秋は昆虫をたくさん食べ、体に脂肪を蓄えておくのです。
冬、洞窟の中で冬眠に入りました。心臓の動きも息する数もずいぶん減りました。これで冬を乗り切るのです。
・大きさ・・・翼を広げると20センチくらい。重さは6グラムほどです。飛びながら直接餌を口にくわえます。ガや甲虫を捕まえて、素早く口にくわえ、羽や足を残して、柔らかい部分を食べます。



スナメリ
 私たちがすんでいる○○県(山口、広島、岡山、兵庫、大阪府、和歌山、香川、愛媛、徳島、福岡、大分)は瀬戸内海に面しています。この海には大小合わせて1000以上の島があり、美しい景観をつくっています。
ちょっと小さな船をこいで、海に出てみましょう。
満潮と干潮の差が大きいために、潮(海水)の流れが速く、大きな渦ができるところがあるようです。この強い潮の流れは植物プランクトンの成長を助け、多くの生きものがすめる豊かな海をつくっているのですね。
 水深は最大でも200メートルと、あまり深くないようです。昔はクジラがたくさんすんでいたとは思えませんね。けれども、小さなイルカの仲間が、今でも瀬戸内海にすんでいます。海面に姿が見えないでしょうか、双眼鏡で観察してみましょう。

あっ!何か灰色の生きものの一部が少し、水面の上にほんの一瞬ですが出ました!
頭の上の後ろ寄りに1つある鼻の穴で呼吸をしているようです。
水中のカメラマンから映像がおくられてきたので、水中での様子を見てみましょう。体形は細長いですね。丸い顔をしています。くちは飛び出していません。顔を正面から見ると口の両端が上に向いていて、笑っているように見えます。口の端から少し離れたところに丸くて黒い目があります。背中にひれはなく、背中の真ん中の皮膚が首の後ろから尾びれの近くまで、2〜3p盛り上がっているだけです。その盛り上がった皮膚には小さく硬いいぼのようなぼつぼつがたくさんあります。胸にあるひれは比較的大きく、方向を変えたりブレーキをかけたりして体の動きを調整します。ぐんぐん前に進むときは、尾びれを上下に振ります。しっぽの先の尾びれの両端は尖とがっていて、中央は少し切れ込んでいます。胸びれが左右に2個くっついているようなかんじです。
この生きものは体全体が灰色で、(成体では)体長は1.5〜2m、体重は50〜60kgと、ちょうど、おとなの女の人くらいの大きさです。イカナゴ・イワシなどの魚からエビ、イカ、タコ等多くの種類の生きものを食べており、それらがすめる豊かな瀬戸内海がとても気に入っているようです。
そろそろ陸に帰る時間です。もう一度この生きものを観察してみましょう。・・・・・
・体形は細長いですね。
・丸い顔をしています。
・くちは飛び出していません。
・顔を正面から見ると口の両端が上に向いていて、笑っているように見えます。
・口の端から少し離れたところに丸くて黒い目があります。
・背中にひれはなく、背中の真ん中の皮膚が首の後ろから尾びれの近くまで、2〜3p盛り上がっているだけです。その盛り上がった皮膚には小さく硬いいぼのようなぼつぼつがたくさんあります。
・胸にあるひれは比較的大きく、方向を変えたりブレーキをかけたりして体の動きを調整します。
・ぐんぐん前に進むときは、尾びれを上下に振ります。しっぽの先の尾びれの両端は尖とがっていて、中央は少し切れ込んでいます。胸びれが左右に2個くっついているようなかんじです。



備考;この30年で瀬戸内海に生息するスナメリの数は1/10に減少していると考えられている。<環境省調査などから>


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