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前のシーン

シーン11市庁舎前(p21〜22)

0)旅人は・・馬に乗って市役所前の広場にやってきました。正面の建物のモデルはドイツのボンの市庁舎です。


forest-doorさんから
「ヴィッテルスバッハ選帝候の時代に建造されたロココ様式の建物」と説明もあります。
ボンは1990年にドイツが統一されるまでの西ドイツの首都でした。
ベートーベンが生まれた町でもあります。

ボンに限らず、たいてい町の中心には広場があり、広場に面して市庁舎が建っています。
市庁舎は歴史ある建物であり、目を楽しませてくれることが多いです。
いろんな建築物を見るのも旅の楽しみのひとつと言えますね。


1)p20で後押ししていた馬車が入ってきています。門の手前の建物を見てみると、シーン9のp20の右下とp21は、鏡の位置関係に有ります

2)シーン10の15)の白いスカートをはいた女性鏡の位置にいます。その手前にいるのは、16)の茶色のカバンを持った女性でしょうか。

3)シーン10の17)家の窓で水やりしている女性が終わって引っ込んでいます。

4)シーン10の18)窓から鏡に向かってお化粧している女性は、何故か鏡が無くなって、女性が向かい合っているようになりました。隣の窓の中には篭の小鳥は篭から出て窓枠に止まっています。

5)シーン10の 9)の子ども二人・カップル・親子ずれの計6人と13)のコックさんが、p22のおなじ位置にいます。

6)笛を吹く男の後を、子ども達がぞろぞろとついて歩いています。
これは、グリム童話にもある「ハーメルンの笛吹き男」の話です。この民話は、おおよそ1284年6月26日に生じたと推定される、ドイツの街ハーメルンの災厄について伝えている。1284年に130人もの子供たちが消えてしまったのです。どうして?? 事故説・伝染病説・少年十字軍説・植民説など諸説有ります。植民地説というのは、「子供達は東ヨーロッパの植民地で、彼ら自身の村の創建者となるために、自ら望んで両親とハーメルン市を見捨て去ったとする説。この時代に創建された幾つかのヨーロッパの村と都市は、ハーメルンの子供達による開拓者としての努力の結果であると考えられる。この説でも笛吹き男は、運動のリーダーであったと見なされている。」ということです。
「舞台となったドイツ・ハーメルンでは夏場の日曜日には「ネズミ捕り男」(ドイツでは笛吹き男はこう呼ばれています)の野外劇が行われている」ということですから、この場面も祭のシーンと考えても良いでしょうね。

7)子どもが二人駆けています。その隣を夫婦連れが歩いています。男性の方はシーン10のペタンクをしている人たちの中で、投げている人と重なるような??

8)ショウウインドウを覗く女性の先には、ネックレスが有るようです。近くの男性に買ってくれるように催促しているのでしょうか。男性は、ちょっと引き気味です。
 ショーウインドウの有る建物は、ローテンブルクのプレーンライン(シュピタール門)の所に有ります。前のシーンの反対側の位置関係です。
(左の写真参照)

9)イヌをつれた人がいます
10)ステッキを持った紳士ともう一人の二人の紳士が歩いていると、銅像の下の靴磨きが声をかけています。

11)シーン10の11)馬車と御者がいます。もっとも、馬が2頭になっています。
 2頭立ての馬車の人と・・・馬を交換したとか。
 誰を待っているのでしょうか。5)のカップルでしょうか。あるいは・・・15)のカップルかも?

12)母親と風船を持った子どもがいます
13)夫婦連れが警察官に道を聞いているのでしょうか
14)花売り娘が若い男に花を売ろうとしています。
15)女性が赤い帽子をかぶった若いカップルが手をつないでいます。
16)銅像がだまし絵になっています。
  ・銅像が馬も含めて旅人の姿になっています
  ・その銅像の馬を広場にいる人が引いているように見える。高低差からありえないことです。
  ・広場で銅像を引いている人が、旅人のようにも見えます
    
17)丸テーブルでは、皆さんビールを楽しんでいるようです。さすが、ドイツ。
 建物は、ローデンブルグにある建物がモデルであろうと思います(左の写真参照)

18)カバンを持って、ショウウインドウをのぞき込んでいる人は何を見ているのでしょうか。
19)修道女が二人並んで歩いています
20)市庁舎の前で腕を振り上げて演説している人がいます。
  プラカードを掲げ、ビラをまきながら聴衆に何か訴えています。どんな話をしているのでしょうか。

21)車いすに乗った人とそれを押す女性がいます。
22)だるま自転車が看板にあがっている建物があります。自転車屋さんでしょうか?あるいは、ちょうど工事現場の道にあるようにも見えるのでだまし絵?

23)手品をしている人がいます。シルクハットからハトがどんどん出てきています。たくさんの人が感心して見ています。果物屋の店主も呆然と見ています。ところでハトはいずこへ・・・。

24)靴屋さんを覗いている女性の連れは山のように商品を抱えて、もううんざりでしょう。
25)道路工事をしている人の向こうを、馬に荷物を載せて引いてゆく人がいます。ちょっと、旅人似ですね。

26)市庁舎の右の旗の右に、煉瓦の煙突との間に空気抜きのような筒が見えますがこれは???

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シーン12教会(p23〜24)
0)旅人は・・・大きな教会のある町にやってきました。結婚式を横目に石橋を渡ってゆきます。この教会は、コブレンツ (Koblenz)にあるヘルツ・イエス教会Herz-Jesu-Kirche をモデルにしたのではないかと思います。そのままではないですが、かなり似ていると。

1)教会の前では結婚式が終わって新婚旅行の出発のようです。新婚さんは、シーン11の15)の銅像近くの手をつないでいた若いカップルではないでしょうか(前のシーンとの位置関係から)。
「旅の絵本の秘密」には、場面5花束を捧げた場面からマラソンの応援の後、場面8の決闘にまで至った物語で、恋の勝者が結婚式を挙げていると書いてあります。
個人的には、やっぱりグランド・ジャット島の午後がゴールの方が好みです。

2)花嫁の持っている花は、シーン11の14)の花売り娘が差し出していた花なら面白いなあと思います。

3)お付きの子ども二人が、花束を花嫁に渡したのだと思いますが・・・。少年の方は、前のシーンで花売り娘から花を渡されようとしていた男の人と重なります。少女は、花売り娘と少し重なるようです。

4)脇には、新婚旅行用の馬車が待機しています。p20とp22の馬車と御者ですね。
 
馬車には「おきまり」の空き缶がつけられていますが、何故か缶だけでなくヤカンもつけられています。

by forest-doorさん

馬車にはハネムーン用の缶がつけられました。
でもふと、気になったのが、これって、どういういわれなのか?ってことです。
昔の映画なんかで、車に缶をつけて新婚旅行に出発っていうのを見たことがありますが、いつごろからの風習なんでしょうかね?
そして、いつ頃からかより、もっと気になるのはなぜ缶なのかってこと。
にぎやかな音で景気づけの意味なんでしょうか。
一目で新婚さんが乗ってますって分かるためでしょうか?
そして、今もこの風習って残ってるものなんでしょうか?
やってる人見たことないんですけど。
あ〜気になる。

5)ラッパとバイオリンの生演奏つきの結婚式です
6)女性と尼僧が並んで立っています。
7)向こう側の夫婦は、花嫁の両親でしょうか、それとも新郎の両親?
8)手前の側に、3組のカップルがいます。左は若そうなので、友人でしょうか、真ん中か右側の夫婦が両親でしょうか。
9)馬車に荷物を運んでいる男性がいます。屋根の上を見上げているようです。
10)手押し車で、瓦を運んでいます。

11)教会の屋根を改修中です。
 屋根に使う瓦は、丸瓦がつかわれているようです。そして、2階から3階にあがるのには、瓦をいためないように、ちゃんと敷物をしてはしごをかけています。
forest-doorさん

このページのエピソードをひとつ。初版では、建築中の教会の屋根瓦が上の方から葺かれている様子が描かれてました。でも、屋根瓦は下から葺くものだと指摘があって描きなおされたとのこと。その名残か、今出ている版では、屋根の上のほうに瓦の色を塗りなおしたような色が残っています。いやぁ、細かいとこまで見てる人がいるんですねぇ。(って私もだけど)
初版をお持ちの方、今の版と見比べてみてくださいね。

12)屋根の上の一番右側の人は、仕事を休んで、下の結婚式をみています。
13)一番左の人も瓦に腰掛けて休憩中です。
14)屋根の上には幼子(キリスト)を抱いたマリア像のようです。マリア様は、王冠のような物をかぶっています。

15)教会の上をハトが舞っています。
このハトは、前ページで手品師がどんどん出していたハトたちのようです。

16)教会の庭では、修道女が畑を耕しています。
なにかの元絵が有るように思いますが・・・・不明?

17)左上隅には、本を看板にした本屋さんが有ります。
18)運河の船は桶を4つ積んで運んでいます。中身はなんでしょう。

19)川沿いの建物は木組みの家が続いています。これはどこの街がモデルでしょうか?
 monschau (ノルトラインウェストファーレン州、ドイツ)の町並みがモデルではないかと思います。
(※左の写真)
 世界遺産になっている、「ランメルスベルク鉱山およびゴスラーの歴史都市」のゴズラーかも知れません。

20)船の左には、屋根に鐘のある塔があります。鐘楼の下には煉瓦造りの煙突の有る屋根があります。

21)石橋を旅人と反対方向に、カップルが歩いています。
馬車と御者とのつながりを考えると、シーン10の9)とシーン11の5)のカップルかも知れません。

22)p24端に、子どもがウインドウをのぞき込んでいます。何を売っているのでしょう?
23)子どもの隣の女性はお母さんでしょうか、おじいさんが話しかけているようです。

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シーン13お城(p25〜26)

0)旅人は・・・ライオンの紋章の旗の翻る城のあるところにやってきました。
ライオンの紋章はヨーロッパの多くの国で使われているようなので、これだけでは何処の国の城か断定できません。
翻っている旗は、左のこのような感じだと思うのですが。

写真はライン川を見下ろすBurg Katz(ネコ城)です。多分この城がモデルであろうと思います。
http://de.wikipedia.org/wiki/Burg_Katz
現在、日本人が所有しているそうです。

1)旅人の右に糸紬をしているおばあさんに近づく女の人がいます。
  グリム童話の「いばら姫」の話のようです。魔女の糸紬の針で指をさして100年の眠りにつくというお話です。ディズニーでは「眠れる森の美女」ですね。
この話は、少女が初潮を迎えて(心は思春期ですね)男性を意識し拒絶するようになる時期・・・でも、それを乗り越えて女性として成長してゆく。成長するための大切な時期・・・それがこの物語では100年の眠りに象徴されるのです。そして、その眠りを破り、男性を受け容れるようになるきっかけは・・・若い王子様(もちろん王子様は好ましい男性の象徴です)というわけです。

2)卓球している人がいます。カップルがその試合を見ています。
 右側のラケットを振っているのは、シーン10の4)でペタンクで投球してる赤い縞模様のシャツを着た男のようです。種目は違うのに、同じフォームです。

3)旅人の左手のお店は?。壁に楽譜が書いてあり鍵盤の看板が掛かる店は楽器店?。魚の看板の掛かっている店は魚屋さんでしょうか?

4)城内には大砲が有ります、玉も2つ転がっています。子ども達が遊んでいますが、火薬が無いから大丈夫かな。

5)城の外を眺めている人がいます。何を見ているのでしょう、卓球をしている人でしょうか、魔法使いのおばあさんでしょうか。

6)城壁で話をしているのはカップルでしょうか
7)新婚旅行の馬車はこの城に来ています。後ろの斧を持った兵士は、この観光スポットのサービスでしょうか。

8)新婚さんの奥さんは、今日は黄色の服を着ています。そして、今日も赤い帽子です。水色の縞模様の男は何を手渡そうとしているのでしょうか。

9)望遠鏡のような物を持って馬に乗っている銅像が中央に有ります。お年寄りのご夫婦らしき人が説明プレートをのぞき込んでいます。なんと書いてあるのでしょうか。
 ドイツのコブレンツKoblenzにあるヴィルヘルム1世WilliamT (ドイツ初代皇帝)の像であろうと思います。
 この像はライン川とモーゼル川の合流点にあります

10)車いすの人がいます。シーン11の21)の車いすに乗った人ですね。

11)テーブルにお店を出している人がいます。絵はがきや、小物のようです。親子ずれが興味深そうにのぞき込んでいます。
 売っている人は、白い長い帽子をかぶっています。何か特別な意味があるのだと思います。

12)女の子が大人の女性を二人を案内しています。「はやく、はやく」というのが聞こえてくるようです。
13)窓から建物の中を覗き込んでいる男がいます。何があるのでしょうか?
14)6人の人に、黄色の服を着たガイドさんが案内しています。
15)城の煙突の上にコウノトリが巣を作っています。コウノトリといえば赤ちゃんを運んでくれる鳥。「いばら姫」の存在から新婚さん、その上コウノトリと来れば、このページ・・何とも段取りのいい話です。

16)杖をついているおじいさんがいます

17)塔の上から望遠鏡で覗いている男の人がいます。一体、何を見ているのでしょう。
 塔のモデルは、ライン川沿いのシュターレック城のものではないかと思います。この城は、現在ユースホステルとして利用されているそうです。
修正 上記のように考えていましたが、猫城にも円筒形の塔(ただし屋根の部分はなくなっています)があります。したがって、安野さんはなくなった屋根を復元した状態で描かれているのだろうと思います。
ちなみに、古い絵〈右)が残っていてそちらの塔の屋根の部分は安野さんが描かれているような円錐形ではありません。(右図参照)。従って、シュターレック城の塔のデザインとの融合をされたのかも知れません。

18)p26の右下に、窓ガラスを磨いている人に、窓からお酒を渡している人がいます。
 ねこ城の近くでは、ワイン用のブドウが栽培されているようです。

19)窓を磨いている建物、どこかで見た教会だと思うのですが。まだ、特定できていません。分かった人、教えて下さい。
獅子の紋章がヒントになるのかも知れません。

20)馬車の右にp24の船の左にそびえていたのと同じ、鐘楼(ここでは鐘はなくなっていますが)と煙突の有る屋根があります。

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シーン14監獄前(p27〜28)
0)旅人は・・・監獄の前に市場が開かれているところにやってきました。
 この監獄のモデルは、城だと思うのですが、どうも似た城が見つかりません。
 →ボン市のミュンスター広場 Munsterplatz のそばにある古代城門の遺跡 がモデルではないかと思うのですが、どうでしょう。(写真左)
 →もう一つの候補です。イギリスのロンドン塔の入口がよく似ています。ロンドン塔の歴史(監獄であった)を考えに入れると、それなりに有力かなと思います。ロンドン塔の衛兵もなんだか雰囲気似てます。第1巻は、中欧編とありますが、本来特定の国ではありませんし、他でもイギリスが出てきますから。

1)さあ大変、囚人が脱獄しています。子どもが気づいて門番に知らせています。さあどうなるのでしょう。
※この疑問に答えるべく、安野さんは旅の絵本の2巻で逃げ出した囚人を登場させています。
ちなみに、シーン13の17)で望遠鏡を覗いていた男は、この脱走を見ていたのではないでしょうか。

2)旅人の左側、荷車を引き押している夫婦がいます。車輪が煙突に架かっています。とすると、この荷車は空中に浮いているのか・・・!!? だまし絵です。

3)市場の服屋さんでは、杖をついた恰幅の良い男性に上着を試着してもらおうとしています。女性二入は勝手に物色しています。夫婦ずれは、どうしようか迷っているようです。

4)この市場の人達が使っているパラソルは、青の縞模様で統一されています。ひょっとして、脱獄囚の青の横縞に合わせているのかな。??

5)洋服屋さんの隣の果物屋さん店の中は女の人ですが、外にオーバーオールの男性がいます。これも店の人かな?お客さんの中には、イヌをつれた人もいます。

6)上記の犬を見ている人がいます。ただ、お店を見ているだけかも知れませんが、何か気になることがあるようです。

7)旅人の右手で白い天幕を張って商売しているのは何やさんでしょう。値引き交渉をしているみたいです
8)p27の右下にたくさんのトロ箱(?)段ボール箱(?)が置いてあります。かたづけている男の人の脇で、欲しいのか女性が見ています。
9)p28の下に時計台があり、その右にはドームの上に塑像のような物(たぶん聖人像)が飾ってあります。
10)時計だの下の白いテントの店では、カバンを品定めしている女性客がいます
11)酒屋さんの壁にお酒のポスターを貼る人に、お酒をのみなと差し出している人がいます。これは、シーン13の18)で窓ガラスを磨いている人に、窓からお酒を渡している人に重なります。

12)ツタの絡まるバルコニーの下にはギターを弾いてセレナータを歌っている男性が、上には女性が・・。これはロミオとジュリエットのようです。
  「シラノ・ド・ベルジュラック」からではないかとの説もあります。

13)トランクを持った男の人と話し合っている人がいます。
14)その建物の屋根にはコウノトリが巣を作っています。p26のコウノトリと重なっています。

15)大きなトランクを看板にしている店の下には、看板と同じトランクを持った男性が。この店で買ったのでしょう。

16)その手前にも一回り小さいトランクを持った人がいます。この人もお店から出てきたのかな。あいだには、小脇に荷物を抱えた男の人もいます。
17)大きなトランクを持っている人の前で女人が来るまで売っている人から何か買おうとしています。これなんでしょうか?日本なら大根か蕪といったところですが?

18)日本ぽいといえば、その隣のパラソルのお店で売っている物は、バナナらしきものが見えますが、オレンジ色の物はどうしても柿のように見えてしまうのですが・・・???

19)バナナを売っているお店を見ている女性客の服は、青の縦縞になっています。

20)赤ちゃんを乳母車に乗せているお母さんがいます。その前の果物はメロンでしょうか。
21)パラソルの合わせて横縞模様の服を着ている人が売っているのはキュウリとカボチャですかね?

22)脱獄を告げている子どもの前で、一生懸命落とした果物を拾っている男女がいます。番兵の気持ちがそれなければいいのですが。

23)馬に引かれている煙突付きのワゴンが有ります。一体何だろう?
24)屋台があって子ども二人が買い物をしているのを見ている男性がいます。
25)子どもが二人ワゴンが向かう方向に向かいながら指さしています。その先には何があるのでしょう。

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シーン15サーカス(p29〜30)
0)旅人は・・・サーカスの会場にやってきました。

1)旅人の後ろに鉛筆を看板にしている、文房具屋さんがあります。杖をついたおばあさん?の二人連れがいます

2)木組みのしっかり見える建物が、文具店に隣接しています。
3)看板が特徴的なお店が並びます。ハサミが看板の店はナイフ(包丁)も並んでいるので金物屋さんでしょう。
4)シルクハットが看板の帽子屋さん?随分間口が狭いですねえ
5)果物屋さんは何故か看板がありませんが、赤いカバンを持ったお客さんがやってきて、エプロンをした店主?が対応しています。
6)ABCの本が看板の書店。親子連れがウインドウをのぞき込んでいます。買ってもらえるのかな。ABCといえば、安野さんに「ABCのほん」(福音館書店)というのがあります。2巻ではその中身が出てきます。

7)トランクが看板の鞄屋さん前を自転車を押してゆく人がいます。右には杖をついた紳士とその奥さんでしょうか。
8)バイオリンが看板の楽器屋さん。ウインドウをのぞき込むカップルはいいのですが、扉の左の男性は何をしているのでしょうか?手を組んでいるようにも見えますし、財布の中身を確認しているのかな・・・。

9)次の店は看板が有りませんが、化粧品店のようです。ポスターに見入っている?女性がいます。
10)小さなポストのある家の前に風船売りがいます
11)柱時計が看板の時計屋さんに、女性が入っています。この女性の着ている服とウインドウの中の丸い時計シーン14の9)の時計台と、その右にはドームの上に塑像のような物重なります。ページをかえしてみてください。

12)時計屋の前を乳母車を押して歩くお母さんがいます。ついて歩くお兄さんは舌をペロペロ出してソフトクリームを舐めています。15)のアイスクリーム屋さんで買ってもらったのでしょう。乳母車の中の赤ちゃんも欲しそうです。

13)映画館で上映中なのは「STAGE COACH」、ジョン・ウェイン主演の「駅馬車」です。呼び込みでしょうか、コアなファンでしょうか?ウエスタンルックできめた人が立っています。その後ろでは、写真を眺める人がいます。人気の映画のようで、長蛇の列です。先頭から5番目のお母さんに連れられた子どもも、ウエスタンルックできめています。なかなか気合いが入っています。

14)映画館の前では、男の人がタバコに火をつけようとしているのでしょうか。ちょっと気取りすぎ?

15)アイスクリーム屋さんと果物屋さんが何処かへ急いでいます。
16)映画館の裏の建物の看板が何を表しているのか不明です。人物のようなのですが?服を着ている王様??

17)上記看板の左側にトランクを持った男性がいます。シーン14の15)のトランクを持った男性と重なります。

18)手相を描いたワゴンがあります。椅子に座っている人は、手相見なんでしょう。ところで、ヨーロッパにも手相見っているんですかね?

19)屋台でスプーンにのせた何かを買おうとしている子どもとそれを見ている大人がいます。これは、シーン14の24)の 屋台があって子ども二人が買い物をしているのを見ている男性と重なります。ただし、シーン14の屋台で売っているのは栗のようです

20)屋台の奥のワゴンの間にいるのはピノキオのようです。子どもがビックリして?指さしています。
forest-doorさん
「ピノッキオのぼうけん」のピノッキオですね。
これを書いたカルロ・コッローディ(本名はカルロ・ロレンツィーニ)はイタリア独立戦争に参加し、新聞記者の経験もある人です。ペンネームは母親の故郷であるトスカーナ地方のコッローディで幼少のころをすごし、その地をこよなく愛したことにちなんでのものだとか。
子供のころ、簡単なお話でしか、読んだことがなかったけれど、原作は実に36章にも及ぶ長編です。大人になって、もう一度、読んでみるのも面白いかもしれません。
本はちょっと…という方には映画「ピノッキオ」(「ライフ・イズ・ビューティフル」のロベルト・ベニーニ監督・主演)を見るという手もあります。50歳のおじさんが演じるピノッキオ、さてどんな感じでしょうか…


21)ライオンの檻を、みんなちょっと怖そうに遠巻きにして見ています。
  その中のライオンを指さしている子は、シーン14の25)で指さしていた子どもです。サーカスを指さしているのかと思いましたが・・・実はライオンを指さしていたのでしょうか?何でも指さしてしまうのかな。

22)ライオンの檻の右に後ろ向きに立っている二人の男性がいます。
23)ライオンの檻の向う側にシルクハットに白髭のおじいさんがいて、子どもに何か話しかけています。サーカスの人かな?

24)三角形のテントの前には魔法使い風のおばあさんが子どもを中に入れようとしています。中には一体何があるのでしょうか?

25)射的場があります。二人がねらっています。そばで、女性が応援しています。一人は銃を持って見物中です。
26)射的場の左側は、ボールでを投げて当てるゲームをしているようです。
27)p30の左にゾウに女の人が乗っています。鼻のところの赤い服の人もサーカスの人でしょうか 、まわりの子ども達は興味があるけれど、ちょっと距離を置いています。

27.5)煙突付きのワゴンが有ります。これは、シーン14の23)で馬に引かれていた煙突付きのワゴンのようです。サーカスのワゴンだったんですね。

28)サーカスのテントの入り口にはチケット売り場に行列ができています。映画館に比べて、やはり子どもの割合が高いようです。
28)サーカスのテントの入り口の右にはピエロのプラカードを持ったピエロが一人、入り口の左にはピエロが二人います。
29)二人連れのピエロを見ている子連れのお母さんは、妊娠しているようですね。
30)子どもが二人駆けています、一体何処へ急いでいるのでしょうか?
31)黄色の服を着た迷子の子にお巡りさんと女の子を連れたお母さんが心配そうに話しかけています。
32)迷子の左のテントは輪投げをしているようです。輪投げのテントの柱を持って女性と楽しそうに話している男性がいます。
33)回転木馬は、見るだけでも楽しいのか乗っている人の友達か、たくさんの人が見守っています。
34)回転木馬の右奥に、箒を持った魔女風の人がいます。顔が切れてしまっているのが残念。

35)回転木馬の左奥の施設は何なんでしょうか??ヒゲのおじさんや、大人の女性が取り囲んでいますが・・・。

36)観覧車があります。あまり高さがないようですが・・・周囲を覆う物がないので、見晴らしはいいでしょうが、いささか危険で、スリル満点でしょうね。

37)ティーカップの右に、荷物を抱えて走っている女性がいます。何をそんなに急いでいるのでしょうか。ひょっとして、30)で駆けている子どもに会おうとして急いでいるのかな。

38)ティーカップを見ている後ろ向きの男性がいます。
39)ティーカップの前に、左足にギブスをはめて松葉杖をついた男性がいます。怪我をしても、ここに来たのは、両脇の女性との約束があったのかな。左側は奥さんで、右側は娘さんとか。

40)p29の右下鞄屋の前の橋の上から、母親と娘さんが小川の中を眺めています。そこには、ヨットが流れています。このヨット・・・シーン3の5)で子ども達が遊んでいたヨットではないでしょうか。ヨットの色が違ってはいるのですが。

41)人形劇の小屋があります。手回し風琴を奏でています。観衆は子ども達や赤ちゃんを抱いたお母さんです。なかなか楽しそうです。

42)左端に屋根だけ見える建物があります。屋根の左に何か黒いマークの看板、右に何か赤いマークの看板があります。何か意味がありそうですが、見当がつきません???
→これは、公衆トイレではないでしょうか、。これまでデンマーク編のチボリ公園の中に出てくる公衆トイレが初見だと思ってきましたが・・・このシーンが、最初だと思います。
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シーン16パレード(p31〜32)
0)旅人は・・・大きな門を中心にパレードが行われている街にやってきました。

門はドイツのリューベック(Lubeck)のシンボルであるホルステン門(Holstentor)です。レンガ造りの六階建てです。もともとは要塞と使われていましたが今は博物館となっています。
まるで、おとぎ話にでてきそうな門ですね。
門に書かれた言葉が「内に団結、外は平和」というものだそうで、ドイツの国民性が感じられるような言葉です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%83%E3%82%AF
この双子塔は少し描き換えてあって、サイズダウンしています。
 ちなみに、リューベックはハンザ同盟の中核都市で「ハンザの女王」とよばれ、栄えました。
ANNOは西暦の意味と、安野さんの署名とをひっかけてあり、1976はこの絵を描かれた年です

0.5)旅人の馬の頭のところに8(6?)角形をしていると思われる棟があります。

1)旅人の後方後ろ向きに立っている男性がいます。この人シーン15の38)でティーカップを見ている後ろ向きの男性と重なります。

2)その横には、何か大きな荷物を脇に抱えている男性がいます。何を持っているのかな。

3)赤と白の鞄を持った女性の二人連れがいます。何を話しているのだろう
4)二人連れ後方に車輪だけ見えている自転車が気になります。

5)椅子が飾ってあるお店は家具屋さんでしょうか。
6)木組みのしっかり見える建物があります。この家シーン15の2)にありました。

7)酒屋さんの看板を絵描きさんが描いています。梯子が倒れないようにしっかり押さえてもらっています(普通脚立を使うと思うのですが・・・)。犬を連れて散歩をしている人がいます。吠えついて、倒れたなんて事にならなければいいのですが。看板の内容は、お酒が今まさにグラスに注がれ始めた様子

7)パレードがやってきています。パレードの先頭は、黄色の水玉模様の服を着て青の縞模様のパラソルを掲げて踊る女性たちの一隊です。手を挙げて歓迎している人や、犬を連れた夫婦連れ威などいろんな人がいます。 

8)家々の窓には赤ちゃんと一緒のお母さん。太鼓やラッパを吹いている赤の縞模様の服を着た人もいます。

9)太鼓の人の下で、赤い何かを振っている男性がいます。何を振っているのでしょ?
反対側の屋根の上には別に9人の人たちが太鼓をたたいたりラッパを吹いたり頑張っています。でも気をつけてください、ホルンを吹いている内に足を滑らしてしまった人がいます。

10)パレードの2番手はオレンジ色の三角帽子をかぶって藤色のシャツをそろえてラッパを吹いている男性の一団です。
11)パレードの3番手は、オレンジの帽子に青い服・・・でも、この人たちは何をしているのかな。踊っているのか?前から二人目の人はタンバリンのようなものを持っているようですけれど・・・?

12)観客の中に白ひげに白帽子、白ひげに黒い帽子をかぶったおじいさんがいます。どちらもなかなか立派なおひげです。
13)後ろに迷子がでているようです。まあ、この混雑ですから・・・。黄色の服を着た迷子の子と話しかけているお巡りさんと女の子を連れたお母さんは、サーカスの場面31)でも同じ事をしてました。奇遇ですねえ。

14)パレードの4番手は赤いブルマに黒い服と赤い帽子と小粋な4人組が続きます。この人たちも、一人が赤と白の市松模様の旗を持っているだけ・・・。

5)パレードの5番手はサーカスの場面にいたピエロの一団です。先頭の二人は、サーカスの場面28)で入り口の左にいた二人と同じピエロです。茶色のズボンをはいた3人の内一番左側の人は、28)で入り口の右側にいたピエロです。

16)ピエロの出現に、手を挙げて興奮している子どもがいます。
17)赤い帽子の子は、パレードから目を離して隣の女の子に内緒話?をしています。

18)屋根の端の所に上にせり出すように作ってある煉瓦造りの壁は、何のためにあるのでしょう。・・・こんなに高くして良いの、風で倒れたりしないのでしょうか。その上、旗まで揚げてあります。
 写真のように、リューベックの街にはよくあります。階段状の破風は、家を大きく見せるためのトリックとして、作られるのだとのことです。

19)パレードの6番手は赤いシルクハットに赤い帽子、小太りながらコミカルに歩いている二人です。
20)パレードの7番手は、白いドレスを着て、観客に愛想を振っている8人の女性の一団です。
21)7番手の女性に、声をかけたり拍手をしている男性がいます。
22)パレードの8番手は動物のかぶり物の一団です。先頭はライオン、次はは熊?が二匹、続いてトラとパンダ?、赤いネズミが二匹、ウサギが二匹、馬が二匹と動物が続きます。

23)ライオンを指さしてお母さんに何か言っている子どもがいます。「あれは、人間が入っているんだよ」なんて言っているのかな。それとも「『ラチとらいおん(マレーク・ベロニカ)』のらいおんだ」と行っているのでしょうか。
「ラチとらいおん」は弱虫の男の子ラチとそんなラチの前に現れた小さな赤いらいおんのお話。らいおんはラチを鍛えて、勇気を与えてくれます。勇気をもつことの大切さを教えてくれる絵本ですbyforest-doorさん
「ラチとらいおん」について
http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=611

24)ウサギの所ではやたら興奮して手を振り回している子どもが3人。
25)窓から乗り出して声援している子どもや女性がいます。
26)窓から身を乗り出している女性の下には、何故かパレードに背を向けて反対方向を見ている女性がいます。この方向に何があるのでしょうか。

27)パレードの9番手は同じかぶり物でも、アメリカの幼児向け番組セサミストーリーから・・・です。

28)異様な風体に驚いたのか、犬が吠えかかっています。飼い主は押さえるのに一生懸命です。
29)その後ろを歩いているのは、かぶり物ではありません。「長靴をはいた猫」のようです。堂々と行進しています。
長靴をはいた猫」については
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%95%B7%E9%9D%B4%E3%82%92%E3%81%AF%E3%81%84%E3%81%9F%E7%8C%AB

30)パレードを門の上のテラスから見ている子どもたちがいます。
31)門の下の通路にも人がいます。ここではパレードは見えないはずですが・・・。女性二人と女の子が、男性の方を向いて何かしているようです。一体何をしているの?気になります。

32)馬車を引いている人もいます。誰を乗せてきたのでしょう。馬には興奮しないようにでしょうか、目の所に目かくしがつけてあります。

33)風船売りのおじさんがいます。サーカスのシーンの10)で全然お客さんがいなくて手持ちぶさただった風船売りのようです。ここでは、売れているようです。ピエロの所にいた、子どもが持っている風船もこのおじさんが売ったのでしょうか。
多分そうです。サーカスのシーンでは10個の風船がありましたが、今売っている風船を渡してしまうと、3個減って7個になっています。いやあ、安野さんも几帳面だなぁ。

34)立派な銅像が立っていて旗を持っています。この銅像は誰なんでしょうか?
 左の写真は、ウイーンの国会議事堂の正面にあるアテナ像です。前後のシーンがドイツであることと、杖を持つ手が左手であることなどが違うので、もっとふさわしいモデルがあるかも知れませんが、まず間違いないと思います。
ところで、手に持っている物は何でしょう。手のひらに載せているのは、勝利の女神ニケです。そして、杖を持っています。これは槍のようにも見えますがニケが姿を変えた黄金の杖だそうです。もちろん攻撃の道具。アテネナは、女性とはいえゼウスの頭から完全武装姿で生まれてきたという「戦いの女神」。その意味で、杖(槍)や勝利の女神を手にしているのでしょう。ただ、パルテノン神殿のアテナ像では杖とともに盾を持っています。これには、「家を守護する」という女性の模範としてのアテナの存在もこめられているとの説もあります。

ところで、ニケ(Nike)神は、このように有翼の女性の姿で表されるのが一般的です。そして、アテナの随神であり、場合によればアテナの化身とも解釈されます。ローマ神話ではウィクトーリア(ヴィクトリア)になります。また、英語では、ナイキ (Nike) と発音します。そうですスポーツメーカーのナイキは、この女神に由来しているし、トレードマークのデザインもこの女神の翼をイメージしたものなのです。


35)さて、パレードの10番手は赤い服に黒い帽子の9人の楽隊です。
36)赤いスカートをはいたお母さんに手を引かれている男の子は、楽隊のドラムにとても興味があるようです。その前の女性も身を乗り出すようにして見ています。

37)アイスクリーム屋さんが店を開いていますが、みんなパレードに夢中で商売になっていないようです。この人、サーカスのシーンの15)で急いでいた人ですね。このパレードに向かっていたのですね。

38)青い服に青い帽子の二人は警察官でしょうか。そういえば、興奮せずに冷静にパレードを見ているようではあります。
39)パレードの11番手は白いドレスを着て赤い髪?、手には花を持って踊りながら来る6人の女性です。
40)ここでも、興奮して手を挙げている子どもがいます。
41)パレードの12番手は・・・王冠をかぶりパンツだけの人・・・「裸の王様」です。王様は5人の兵隊を引き連れています。誰も、裸であることにふれまいとしているのか・・・みんな固まっているようにも見えます。前のサーカスのシーンの16)の看板ははだかになる前の王様ではないでしょうか。

41.5)はだかの王様の左右にいる赤と青の帽子をかぶっている二人は、安野さんの別の作品「はじめてであうすうがくの本」に出てくるこびとのようですね。

42)はだかの王様をみてはいけないと思ってのことか・・・観衆の向こうに、横を向いている男性とパレードに背を向けて両手に鞄を持っている女性がいます。

43)その向こうには、森の方を見ている後ろ姿の男性が二人います。この二人、サーカスのシーンの21)ではライオンの檻の右で後ろ向きに立っていた二人です。

44)それにしても、森の方に何かあるのでしょうか、観衆の右端一番上に描かれている二人も、森の方を見ています。

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