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シーン13パレード(p25〜26)
0)旅人は・・・盛大なパレードが行われている街にやってきました。

 祭りは、通りに花の絨毯を作るインフィオラータ(infiorata)です。イタリア語で「花を敷き詰める」という意味です。ジェンツァーノ市のものがもっとも古く(1780年からおこなわています)、有名です。もともとは、キリスト聖体祭(Corpus Domini)というキリスト教の行事のひとつで、10mの幅で200メートルにわたって、教会への参道が花びらで描かれた絵で埋め尽くされます。15人のアーティストによる約10m四方の花絵をつなぎ合わせて一枚の大きな花のカーペットに仕上げます。
「旅の絵本の秘密」には、有名な花祭りの街・ジェニツアノーとありました。

インフォラータを紹介しているHPです
http://www.japanitalytravel.com/back/viaggio/osusume/2004_06/06.html

1)左上の建物は、フィレンツェ近郊の街、シエナのブッブリコ宮で、塔はマンジャの塔です。ただいまの時刻は、16時55分のようです。

Siena Photos
La Torre del Mangia
http://www.michaeltaylor.ca/Culture/si-torre-a.shtml

この建物は右の写真のように扇状の形をした「カンポ広場」に面して建っています。
カンポ広場は世界一美しい広場といわれているそうです。

2)左下 屋根の上で青と白の市松模様の旗を振っている人がいます。(第1巻では白と赤の市松模様の旗でした)
瓦屋根だと思いますが、こんなことして、瓦が割れたりしないのでしょうか。1巻のパレードでも屋根の上に人がいましたが・・・ヨーロッパでは珍しくないのでしょうか??
それとも、安野さんの創作??
3)赤ちゃんを抱いて、パレードの到着を待っているお母さんと、その隣に娘の手を引いたお父さんがいます。家族でしょうか

4)塔の窓から身を乗り出している女性がいます。まだ、この位置からはパレードは見ることができないと思うのですが・・・音が聞こえてきて気になって仕方がないのかな。

5)塔の上では3人の人が見物中、手前の小屋ねの所に下からあがってくる階段があるのでしょう。
6)通りの向側にはハンドバックを持った女性がパレードをまっています。
7)その隣の二人は何か話をしています。このあたり、服装が旅人と似た中世風の服装です。実際の祭りでもこのように中世風の服を着て見に来るという風習があるのでしょうか。

8)後ろの壁際の人は、タイやビルマの僧のような服装ですね。あるいは、ローマ時代の服装ということでしょうか。
9)列から飛び出して、やってくるパレードを見ている男の人がいます。隣の女性も体の向きをかえてパレードを見ています。
10)その隣は尼さん?静かに待っています。
11)その隣の男性はポケットに手を突っ込み、パレードに背を向けています。
12)その右の6人ほどは、書の中の人のような服装だと思うのですが。

13)列の後ろに赤いたすきをした人が立っています。警察官でしょうか。
14)窓から大きな旗を垂らして、パレードを待っている女性がいます。
15)花びらで描かれているのは、この部分はのようです。
16)パレードの前の前方付近は、レオナルドダビンチのモナリザです。
 モナリザといえば、ダビンチコードでは、マグダラのマリアを表しているという説がありました。そうなると、これも聖書物語関係ですか。

17)赤いたすきの警察官が、見物の女性に何か話しかけています。
18)ここにも中世風の服装を着た人が、話しながらパレードを振り返ってみています。、

19)ネッカチーフにロングスカートの女性たちの向には、帽子をとって、頭を下げて敬意を表している男性が二人いますが。とりわけ敬虔なのか、強い願い事があるのか、何か懺悔しているのか・・・ほとんどうなだれているようにも見えます。

20)赤い袖に白い服の男性(これも特別な衣装のようです)と、尼さんが並んで立っています。

21)緑の服の子どもは、隣の帽子の男性がお父さんでしょうか。
22)緑の服の女の子の隣のハンドバッグを持った女性がおかあさんでしょうか。
23)パレードの先頭がやってきています。横断幕が掲げられています。何が書いてあるのでしょうか。横断幕を持つのは、天使の姿をした少女たちです。先頭の天使が持っている、丸いもの二つは、なんなんでしょうか。

24)パレードの二番手は音楽担当の8人です。ラッパに太鼓で、にぎやかにしています。
25)緑のハンドバッグの女性の隣にいる男性は、立派なあごひげがあるようです。
26)中世風の衣装に杖をついて立っている男性が二人います。手前の男性は、随分高齢なのか、腰が曲がってしまっています。

27)顔を隠した女性と隣の男性は、アラブ系でしょうか。

28)子どもたちが3人。真ん中の黄色の服の子どもは、何か指さしています。
29)角にいる警察官の隣には、白髭のおじいさん、反対側にはエプロン姿の娘さんがいます。
30)インド風の服を着たおじいさんがいます。

31)なぜか今度は、カーボーイ風の男性が二人います。

32)綿菓子を食べている子どもが二人、見せ合いながら食べています。
33)綿菓子屋さんは、もう3個作りおいたからでしょう、今は作らずに客待ちのようです。
34)黄色のスカートの女性は、綿菓子を買おうとしているようです。
35)赤と青の三角帽子をかぶった二人連れがいます。この二人、安野さんの「はじめてであうすうがくの絵本」シリーズに出てくる二人です。この二人は、1巻のパレードでも見学していましたから、パレード見学が好きなんですね。

36)女の子の隣に、セーラー服に水兵帽にパイプ・・・ポパイですね。
 ポパイと来れば、オリーブですが・・・見あたりません。隣のネッカチーフの女性が僧でしょうか・・・体型が違いすぎますか・・・。あるいは・・後ろの屋台の果物がオリーブとか。

37)ネクタイに帽子の男性の隣は、王冠をつけた王様です。1巻では裸の王様として行進していました。今度は、服を着て見物に回ったようです。

38)変わった帽子をかぶった二人連れは、また中世風の服装です。このパレードを見るときは、昔風や変わった服装をするのが、習わしなのでしょうか。

39)少年の隣の男の人の帽子はメキシカンハット
40)綿菓子屋さんの隣の屋台は、リンゴ飴屋さんでしょうか?それとも単に果物屋さん?
41)その右の屋台は、紙袋のようなものが並べられていて、上には黄色のものがつるしてありますが、何屋さん??

42)屋台の奥で女性と話している赤い服の人が店主でしょうか。
43)パレードの3番手は旗を持った人が元気よく歩いています。
44)黄色のドレスを着た天使が4人続きます。
45)旗を持った二人の後ろの赤いマントの人は・・・神父さんでしょうか。

46)その後に4人の人が担いでいるのは聖母マリアの像ではないかと思うのですが・・どうでしょう??

47)パレードの手前には、風船屋さんがいます。一つ前のシーンの同じ位置に風船屋さんがいました。車の形や、店主の服装などは幾分違いますが。

48)隣の屋台はコーンがあるので、アイスクリーム屋さんのようです。
49)ベランダから身を乗り出すようにして、パレードを見ている女性がいます。
50)風船屋さんの向にはオーバーオールを着た男の人と赤いスカートの女性がいます。夫婦でしょうか?その後ろにもオーバーオールを着た子どもがいます。二人の子どもでしょうか。
ちなみに、帽子をかぶったオーバーオールの人といえば・・・任天堂の人気ゲームである「マリオブラザーズ」がおもいだされます。

51)アイスクリーム屋さんの向こうにいる、緑色の服を着た少年の隣には、インド風?の二人がいます

52)車いすの男性と、介助している女性がいます。安野さんは、障害者を積極的に街の中に描いています。

53)凱旋門があります。これは、ローマにあるローマ帝国の政治、商業と市民の生活の中心だった場所である、フォロ・ロマーノにある、コンスタンティヌスの凱旋門です。
この凱旋門は、312年のミルヴィオ橋の戦いでの、コンスタンティヌスのマクセンティウスに対する勝利を祝って315年に元老院とローマ市民が建てたものです。
高さ約28メートルもあり、ローマで最大の凱旋門。
コンスタンティヌス大帝は、キリスト教を公認した皇帝ですから、聖書物語をテーマにしたこの巻には、ふさわしいといえます。


54)凱旋門の脇を男の子3人と女の子1人の4人が縦に並んで走っています。

55)凱旋門の3つの門のうち一番手前の門の中に人影が見えます。ここにいたのでは、パレードが見えないと思うのですが。

56)杖をついたおじいさんの後ろの女性は奥さんでしょうか。
57)若い二人が見つめ合っています。まるで、パレードのことなんか眼中にないといった雰囲気です。

58)赤いチョッキを着た少年を連れたお母さんがいます。
59)1人おいて、赤いネッカチーフをおそろいでつけた女性がいます。
60)スモックを着た子どもたちがいます。尼さんが引率でついているようですから、教会経営の幼稚園の子たちでしょうか。教会の幼稚園としては、やはりこのような宗教的行事への参加ははずすことができないのでしょうね。

61)子どもたちの1人は手を挙げています(指さしているのかな)
62)泣いている子は、迷子でしょうか。尼さんと女の子が優しく声をかけています。第1巻でもパレードを見に来て迷子になっている子どもがいました。このときは、警官が声をかけていましたが。

63)帽子をかぶった女性が、後ろ向きに立っています。
64)杖をついた男性ともう1人が並んで立っています。
65)二人の足下の所に、男性がしゃがんでいるように見えますが、この男性、屋根の上から見下ろしているんですね。

66)パレードの中にほとんど裸で立っている女性3人がいます。特に、台の上に乗っているようにも見えませんが、この状態でどうやって進んでゆくのでしょう。ボッティチェリ「春」からです。
描かれているのは三美神です。旅の絵本には描かれていない右側の部分には、青白い西風の神(ゼフィロス)が春風を吹き付けています。吹き付けられた大地の女神(ニンフ)のクロリスは逃げていますが、ついには結ばれます(口からは緑の草がこぼれ落ちています)。そして、クロリスが花の女神(フローラ)に変身した姿が描かれいてます。そして、足下には花びらが敷き詰められているというわけです。中央にはは愛と美の女神(ヴィーナス)が立っています。三美神については、以下参照。
by forest-doorさん
ボッティチェリの「春」のなかの「三美神」です。左が「愛欲」、中央は「純潔」、右は「愛」の女神で、「愛欲」と「純潔」の女神が見つめあい、対立しているのを「愛」の女神が取り持っている、という構図だそうです。ボッティチェリは生涯フィレンツェで過ごした画家ですし、この「春」という作品も登場人物の足元には花がたくさん咲いているので、このページにぴったりの登場だといえますね。

「旅の絵本の秘密」には、ボッティチェリ画「春の女神」(腕をくんだ立像右上)とありました。
絵の名前が「春の女神」となっているが絵の名前は「春(ラ・プリマベーラ) (La Primavera)」で、春の女神はこの絵の中に描かれているものの、安野さんが使ったのは三美神の部分。(三美神の右、花の衣装をまとった花の女神フローラを春の女神プリマヴェーラとする解説があります)

67)パレードで「春」の前を行くは、マントだけが見えていますが、どんな人たちなのでしょう。

68)3人の王様がパレードの中にいます。トランプの王様のようにも見えますが、3人しかいません。67)のマントの後ろ姿が4人目の王様でしょうか。あるいは、37)で見物に回っている王様がそれかな。

69)王様の後ろには、旗を持った兵士?たちが続きます。
70)パレードの向こう側の門の所の女性たちも古風な格好をしています。

71)赤いチョッキの男性とお隣の女性は民族衣装で決めています。
72)エプロンのおじさんの屋台はいったい何のお店でしょう。
73)旅人のことが気になるのか、話しながら振り返ってみている人がいます。
74)その向の二人の女性はおしゃべりに夢中のようです。
75)旅人の手前の制服の二人は警官でしょうか。他の警官とは制服が違うようですが。

76)二人ずれの女性は、アラブ風に顔を隠しています。
77)ページのつなぎ目の下、門になっているようです。門の下を、大きな鞄を持って歩いている人がいます。門の向こうはパレードのはずですが、こんな格好で仕事にでも行くのでしょうか。
by forest-doorさん
P.25の方は分からなかったのですが、P.26画面下側の建物はフィレンツェにあるパラッツォ・ルチェライPalazzo Rucellaiです。
この建物はレオン・バティスタ・アルベルティが設計した建物で、ローマのコロッセオにならった三層構成の設計です。
アルベルティはルネサンス最大の建築理論家といわれ、幅広い知識をもつ万能の人であったといわれています。ルネサンスとは、古代ローマ、ギリシャの再発見と、学問、知識の復興をいいますが、アルベルティも古代ローマ建築を深く探求して、自らの設計に生かしています。
その古代ローマ建築の代表作ともいえる、コンスタンティヌス帝凱旋門もP.26上部に描かれています。
この凱旋門はコロッセオのすぐ隣に建てられていて、パリの凱旋門のモデルとなったそうです。
そして、アルベルティも彼の最後の設計となった、マントヴァにあるサント・アンドレア聖堂をこのローマの凱旋門のデザインを取り入れて設計しています。
こんなふうに、ルネサンス、建築といったつながりで、このページが描かれていることに、今回調べてみて初めて分かりました。そしてアルベルティという人物についても、初めて知りました。彼が、ジョヴァンニ・ディ・パオロ・ルチェライ(名前からすると、この人の屋敷がパラッツォ・ルチェライですね)の出資によって、フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ教会の設計を行ったこともわかりました。こうやって調べていくうちにいろんなことがつながって、ますます、イタリアの魅力に引き込まれていきそうです。

Palazzo Rucellaiです
こんなHPがありました。
http://www.salviani.it/vitelli/arch/pietra.htm

78)この門のあたりは、歴史的建造物のようです。
 p26の下にあるのがコロッセオのデザインにヒントを得たフィレンチェの パラッツォ・ルチェライです。この設計は初期ルネサンスの初期ルネサンスの人文主義者、建築理論家、建築家で万能人とされたレオン・バッティスタ・アルベルティ(Leon Battista Alberti)によるものです。
 そして、その右の渡り廊下風になっているところは、やはりフィレンチェにあるサンタ・マリア・ノヴェッラ教会(イタリア語: Basilica di Santa Maria Novella)のようです。この教会もアルベルティが黒と白の大理石をはめ込んだファサード(建物の前面)の上部をデザインしているようです。

教会の下部の中央が渡り廊下のデザインに使われています。屋根の部分は、渡り廊下の向こうの建物の屋根になっています。そして、手前の入口には教会の下部左側が使われています。
 ちなみに、この教会では修道僧たちが薬草を栽培して薬剤を調合していたそうで。これが、世界最古の薬局といわれるサンタ・マリア・ノヴェッラであり、800年以上経た今でも続いているのです。

79)旗を持った子とお母さんがパレード見物に行こうとしています。早くしないと、終わってしまいます。

80)赤ちゃんを抱いたお母さんと、あやしている女の人がいます。第1巻にもこんな人たちがいました。
81)両脇に籠のようなものを抱えている男性がいます。いったい何を抱えているのでしょうか。

82)門の上で手を振っている女の人がいます。
83)つりスカートの女の子と半ズボンの男の子は、トレビの泉の所にいた子たちでしょうか?

84)家の中から、門の上にでてきている子がいます。
85)屋根の上の煙突の上に座って見物している人がいます。何も、そこまでしなくても・
86)屋根の縁で、応援している3人がいます。落ちてしまわないが心配ですが、屋根の周りの飾りは、そのためにあるのでしょうか。
87)屋根の上の梯子の上で応援している人たちがいます。この梯子は、瓦を壊さないで屋根に上がるためにあるのでしょうか??

88)梯子の脇の窓は、天窓ということでしょうか。
89)梯子の上に旗を持って立っている男性がいますが、その脇の所から、出入りできるようになっているのでしょうか。


※パレード見物をする人たちをすべて押さえるのは大変でした(^^;)
あまりに多いので、全員にはふれることができずにいます。そのうち、時間がとれたら・・・といっても、旅の絵本は6巻まであるからなあ。ただ、今回全員にふれてみようとしてみて、これまで気づいていなかった、安野さんの細やかな心配りに随分気づかされました。
次は、・・・蚤の市です。さらにたくさんの人が登場します(^^;)

旅の絵本2表


シーン14蚤の市(P27〜28)
0)旅人は・・・蚤の市が行われている広場へやってきました。

 手前に見えているのは、フィレンチェにあるサン・ロレンツォ聖堂BASILICA SAN LORENZOがモデルだろうと思います。
ブルネツレスキの設計で8角形の「君主の礼拝堂」の円蓋が目立ちます。この聖堂の建設にはミケランジェロも関わっています。円蓋の部分が聖堂の奥になっていて、手前が正面になりません。正面のファサード部分は未完のままです。依頼者のメディチ家とミケランジェロの対立もあって、未完成のままなんだそうです。右側に見えている中庭は、本物では左側に配置されていますが、回廊に囲まれた美しい中庭です。
 そして、この聖堂周辺では土産物の市が立ち、街でもっとも活気のあるところということです。


1)p27右上 泉の中に、古代ローマ帝国初代皇帝アウグストゥスの像があります。この像は、1863年にプリマポルタで発見されて、「プリマ・ポルタのアウグストゥス」とよがれているものです。この像は、現在ヴァチカン美術館の所蔵になっています。

2)中央下 銅像をまねたコスプレをした人がいます。カップルが地図(メモ?)を持って話を聞いているようなので、この格好で観光ガイドをしているのかもしれませ。

3)ベッドを検討している若い夫婦(恋人?)がいます。
4)タンスを買っているお母さんは、ちゃんと中まで確認しています。
5)鏡台をのぞき込んでいる女性がいます。連れの男性は、脇でおとなしく待っています。
6)小ぶりなイスを前にして、大きめの女性が話をしています。「このイスはいかがでしょうか?」「私には小さすぎるわよ、壊れないかしら・・・」なんてところでしょうか。

7)柔らかな曲線のタンスの左側では・・・棺を売っている人がいます。こんな市場で売れるのでしょうか。3人もの男女がのぞき込んでいるので、何か由緒ある棺なのでしょうか?「ドラキュラ伯爵ご愛用の」とかいっているんですかね。女の人はかなり興味があるようです。

8)二人の女性が指さしているのは「ミロのビーナス」のようですね

9)蓄音機にラジオにアイロンそれに各種のイス。なかなか品揃え豊富。アンティークな良さが売りでしょうか。
10)台車で、新しいイスを運んできている人がいます。
11)ソファーに座って座り心地を試している女性に、男性が座り心地を尋ねています。「どんな感じ?」でしょうか。あるいは男性は店員さんで「どうです奥さんなかなかの掘り出し物でしょう」なんていっているのでしょうか。

12)犬をつれているコート姿の二人連れがいます。犬は、右の人だかりが気になるようです。
13)ルーレット台のようなものを囲んで、何か説明しています。中央の紳士は、指さしながら何か言っています。「いかさまするんじゃないぞ」とか・・・。お客の中には女性もいるようです。
14)神父さんも気になるのか、少し離れてみています。
15)ルーレット台?の後方には、警察官がいます。脇の男性が何か話しかけています。「あれって、賭け事じゃないですか。見逃すんですか」とか。でも、警官が全く動じる風がないので、賭け事ではないのかもしれません。

16)大きな鐘と木槌があります。
17)柱時計でしょうか。脇には振り子もちゃんと置いてあります。
18)懐中時計と思われる時計を、二人がかりで担いでいます。ガリバーの巨人国からのおみやげでしょうか。

19)巨大懐中時計を運ぶ人を指示している人は、銅像のスタイルをまねています
20)大きな柱時計はいいとして、近くの目覚まし時計やネジなど大きすぎます。やはり、巨人国からの商品でしょうか。

21)鞄を持った男性は、壁時計に興味があるようです。
22)ネクタイの男性は、アンティークな置き時計に興味があるようです。それにしても大きい。
23)時計のことはそっちのけで、話している女性二人を、荷物を持った男性が眺めています。
24)神父さんの後ろ姿が見えます。やはり、時々は教会を出て、市場の様子を見ているのでしょうか。
25)アラブ風の人たちがテントの中をのぞいています。何があるのでしょう。
26)アクセサリーを売っているテントを女性がのぞき込んでいます。
27)アウグストゥスの泉の所に、3人の男女が思い思いに腰掛けていて、鞄を持った男性が話しかけています。
28)女性が二人、銅像を見上げています。まあ、美術館に行かずに芸術作品を見ることができるんですからねえ。
29)泉の左側に座っている二人のうち手前の女性の方は、何か物思いにふけっています。恋人を待っているのかな?

30)大きなマッチを持った少女は・・アンデルセン童話の「マッチ売りの少女」ですね。
http://www.hyuki.com/trans/match.html

31)アウグストゥスの銅像のまねをしている子どもと、それを見ている女の子がいます。

32)サンタクロースがいます。あつくないのかな。マッチ売りの少女も、大晦日の夜のことで、クリスマスのこともでてくるので、

33)カバンを持った女性と男性が何か話しています。値段の交渉でしょうか。あるいは、男性に買ってくれるように交渉しているのでしょうか

34)4体の人形がつるされています。お母さんと子どもが、一番右側の人形に興味を示しています。
35)右から2番目の人形は、ピノキオのようです。塔の街のシーンでおじいさんの所から逃げ出しましたが、売り物にされてしまったようです。
第1巻では、サーカスのシーンでワゴンの陰に隠れていました。安野さんはピノキオがお気に入りのようです。

36)ふたの子どもは、ピノキオが気になっているようです。ひょっとしてピノキオが動いていたりして。

37)テーブルの上には女の子の人形、字面にパンダやウサギの人形もあります。ウサギのぬいぐるみお母さんと子どもに売ろうとしているようです。
38)古本やさんが並んでいます。一番右のお店では、店主はイスに座って、本を読みながらの店番のようです。古本屋さんの主人って、こんな人よくいますよね。
脇に別に置いている本は希少本でしょうか。

39)隣の店主は、律儀に立って商売しているようです。そもそもイスがありません。」
40)次の店主はイスを用意していますが、低めのイスのようですから、これに座ってしまうとお店の様子が見えないのでは?
手前には、とても厚くて大きな本を置いています。

41)安野さんの「ABCの本」を開いているお客さんがいます。開いているページはUですね。Umbrellaで傘の絵が見えます。
お母さんと子どもが隣からのぞき込んでいます。
42)大きな本を指さしているおじさんがいます。「その奥の本は何?見せてよ」なんて話しているのでしょうか。隣の店を見ていた女性も、大きな声に驚いたのか、指さしている方を見ています。

43)隣の店でもお客さんが「ABCの本」を見ています。大人気です。こちらはAのページのようです。
44)黄色の服の女性と鞄を持った男性が話しています。鞄の売り込みかな?
45)鞄を持った男性、お店の商品が気になっているようです。
46)後ろ向きの女性は、右の方を見ています、何が気になるのでしょうか?その先で服を売り込んでいる人でしょうか?
47)男性3人が商品を見ています。
48)地面にそのまま商品をおいています。店主も地面にそのまま座り込んでいます。商品は、鉄砲・タル・空気入れ・酒瓶・ランタン・フイゴ・フライパン・お玉に大鍋・棒?・ジャーレン(油切り)・不明?・ポット・スコップ・コーヒーミル・マグカップ・大きな水差し・ビン・まきストーブ・ハサミ・スプーン・写真・あと不明?・・なかなか多彩です。

49)路上で赤い服を売っています。サンタの服?とにかく目立つので周囲の人も随分気にしています。
50)上着のポケットに手を突っ込んで歩いている男性二人。
51)ハンガーに上着をずらっと並べています。49)の人もこの店の人でしょう。こちらでは緑の服を売っています。
52)靴屋さんの店主はエプロンをして、なぜか棚の上に座っています。ブーツに短靴色々取りそろえています。鞄屋さんの店番をしているようにも見える・・・だまし絵??

53)靴の棚の向こう側にも商品が並んでいるようで、お客さんがのぞき込んでいます。
54)体育用品・学校用品を並べているお店があります。店主はパイプを加えてイスに座っています。
55)平均台・跳び箱(これって日本にしかないのでは?)黒板・黒板消し・踏み台・バットとボール・何かスティック?・鞍馬・滑り台・バーベル・○ものは?
56)つりスカートの女の子と半ズボンの男の子が、ここにもいます。大人たちより興味を持ってみています。

57)緑の服の人が体育用具を見ています。隣の男女は洋服の方が気になるようです。
58)犬小屋と鳥かごを売っています、骨や餌用の椀もセットでそろえています。購入について協議している?犬たちがいます。

59)楽器も地面において販売です。アップライトピアノ・グランドピアノ・コントラバス・チェロ・バイオリン・タンバリン・・・楽器が立てかけられている黒い三角のものはいったい何?

60)楽器の前には、なぜか燭台・・インテリア用でしょうか、そして熱気球?!!

61)楽器に興味を持っている人は多いようです。鞄を持った男性、スカーフをした女性と帽子の男性、白いドレスがやたら目立つ、日傘を持った女性(何かモデルがあるの?)、エプロンをした女性とのカップル。青の服の女性と鞄を持った女性もいます。

62)ギターを持って座っている人は、楽器店の店主でしょうか、あるいは右のフラメンコの音楽担当?

63)お客さんにもソンブレロの男性が。
64)ちゃんと正装して、闘牛の練習をしています。

65)にぎやかにフラメンコを踊る人たちのまわりには、見物人も集まってきています。
66)アラブ風の男性が二人歩いています。
67)子どもが二人かけています、いったいどこへ?
68)鞄を持った男性とその連れ、その隣の女性、踊りの所へ見に行こうというのでしょうか。
69)子ども連れのお母さんも気になっています。
70)ここにもつりスカートの女の子と半ズボンの男の子

71)ボーリングが・・ちゃんと穴のあいたボールにピン。でもピンは7本しかありません。

72)雪だるま???これは何?、輪投げ、その前にある楕円形のものはいったい何???

73)大きな王冠を売っています。王冠の向こうでは、いつの間にか巨大なチェスの駒になっています。

74)滑り台の所に、寛一お宮風のマントをつけた男性がいますが、相手の女性はお宮さんにしては。服装が違うかな。

75)ステッキをついて歩いている黄色の服の人がいます。なにも年寄りというわけではなさそうです。
76)アラビアンナイトから抜け出たような人は、いったい何。
77)アウグストゥスの銅像の右側 ペルシャ絨毯?のお店。お客さんも興味を持ってみています。

78)壺屋さんは、お店の人もアラビア風。
79)壺を頭の上に担いだ女性は、まだ他の壺に興味があるようです。
80)武具やさんもあります。中世風のヨロイ、クロスボウの脇にある・・リンゴに刺さった矢は、ウイリアム・テルの物語からですね。歌劇「ウィリアム・テル(ギョーム・テル)」を作曲したロッシーニは、イタリア人だそうです。ちなみに、ウイリアム・テルはクロスボウの名手です。

81)その他にも、斧に兜に盾。武具に興味を持っている人たちがいます。買うのかな??
82)拷問道具にドクロまであります。

83)棒についた丸いもの・・・これは何でしょう。
84)斧を持った人の隣にはギロチンまでありますが・・・本当にこれどうするつもりなんでしょう。

85)ギロチンの前で子どもに語りかけているお母さんは、いったいどんな話をしているのでしょう。
86)義足に杖の船長さんは、スティーブンソンの「宝島」から、海賊のシルヴァーですね。近くの少年はジム少年ということでしょうか。
ところで、作者のスティーブンソンは、吉田松蔭(吉田寅次郎)の伝記(評伝)を英文で書いています。松蔭のことを最初に活字に下のがスティーブンソンだったのです。

86)宝箱らしき箱の前では、海賊から宝石を買おうと交渉している女性がいます。相手が海賊でもしっかり交渉しているようです。

87)帆に赤い十字架のついた帆船があります。どうやって持ってきたのか???
ともあれこれは、コロンブスの船(サンタ・マリア号)だと思います。この後、第4巻のアメリカ編と第5巻のスペイン編にでてきます。

88)海賊の差し出すネックレスを前にして、両手を差し出している女性は、懸命な値引き交渉でしょうか。
89)このネックレス他の女性も興味津々です。何とか引き離そうとする連れの男性の努力もむなしく。この交渉に参加しそうです。

90)船具も売っています。小舟、コンパス(磁石)、ハンドル、ランプ、ロープ、浮き輪。ロープは売れそうですね。

91)絵描きさんがイーゼルに掛けた自画像を絵と同じ格好で眺めています。

92)似顔絵が並んでいます。いずれも映画スターのようです。
上段は、ハリウッドの映画スターですね。
左から、チャーリー・チャップリンジェームス・ディーンマリリン・モンロー
下段は、ヨーロッパの映画スターですね。
アラン・ドロンジャン・ギャバンソフィア・ローレンです。
アラン・ドロンの代表作「太陽がいっぱい」はナポリを舞台にした映画でした。
そして、アラン・ドロンとお隣のジャン・ギャバンの豪華に大スター競演の映画「暗黒街のふたり」 『地下室のメロディ』があります。ジャン・ギャバンの似顔絵はこのころのものですね。
ソフィア・ローレンといえば、ローマ生まれでイタリアを代表する大女優です。
ジェームス・ディーンとマリリン・モンローの後ろの絵は誰でしょう??

93)自転車のところに、縞模様の服を着た男がいます。この男・・・塔の街のシーンで自転車をとっていた「自転車泥棒」です。この市で売ってしまおうというのでしょうか。

94)三味線のような楽器を売ろうとしているひとがいます。この楽器なんでしょうか?ネックのところが曲がっているので三味線では無いようです。なにしろ、弦が5本もあるようですし。ピンクの服の女性もこの楽器に興味があるのかな。

95)ソフィアローレンの似顔絵を見ている二人はすでに一点持っているようです。あるいは、彼が絵描きさんでしょうか。

96)アランドロンの似顔絵は、大人気のようですね。絵を持っている人は画家でしょうか。

97)チャップリンの似顔絵を指さしている夫婦は、昔の映画の話をしているのでしょうか。
98)オルガンを見ている男性は、腕組みして何を考えているんでしょう?。

99)ここの店も、色んなものがそろっています。木馬、サインポール、荷車、チェロ、ティンパニー、?、杖、ポスト!、乳母車、バレーボール、ラケット。

100)木馬を見ている女性は妊娠中のようです。生まれてくる赤ちゃん用でしょうか。
101)乳母車を見ているのは、尼さんたち。子どもがいるはず無いから・・・教会で乳児院でもやっているのですかね。
102)旅人の前を行く青い服の女性・・胸を張って歩いています。目立っているようで、周りの男たちの目を釘付けにしています。

103)犬をつれた白いドレスの女性がいます。61)のパラソルを持った女性と関係があるのでしょうか。

104)アラビア風の二人連れがいます。66)のアラブ風男性とはどういう関係でしょうか。

105)ローマ建国の始祖ロムルスとレムスを育てた雌狼、「カピトリーノの雌狼」の彫像を荷台に積んで押している人がいます。

106)後ろ姿の帽子をかぶった人は、男性?女性?  この人、パレードのシーンの53)で後ろ向きに立っていた人と重なるように思います。

107)兵隊姿の大きな人形があります。forest-door さんは、「くるみわり人形」を想像されました。なるほど。

108)おもしろいデザインの街灯が立っています。

109)さてこの一帯にある商品ですが、とにかくなんだかわからないものがたくさんあります。兵隊の人形の間には水差し、箱、?、ドラム、カップ、片手鍋、ガラス製らしき不思議な置物?、鏡、靴、何か棒状のもの?、ランプ、細長いグラス?、とがったふたのついた壺のようなもの?、つるしてあるのはシャンデリア??


110)十字架からおろされたイエスを抱えるマリアの像があります。これは、ミケランジェロ作の「ピエタ」です。この像は、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂にあります。

111)ピエタを多くの人が見ています。アラブ風の人もいますし、指さしている人、随分胸を痛めている人、尼さんたちは手を合わせています。

112)アイスクリーム屋さんがいます。子どもたちが、欲しそうに集まってきています。お金がないのか、買うことができずにいます。

113)杖をついた女性の前で、腰に手を当てて何か言っているおじいさんがいます。何か気に入らないことがあるのでしょうか。

114)アクセサリーを売る人は、お客さんが全然きてくれないので、メガホンで客寄せをがんばっています。
115)柱の陰では、昼間っから酒を飲んで酔いつぶれている人がいます。

116)喧噪をなはれてデートを楽しんでいるカップルが何か話しています。
117)ハンドバックを持った黄色の服を着た人が靴をみています。
118)右下 教会の中庭を3人の尼さんが歩いています。

※この市場のシーンは一通り見るだけで、疲れてしまいます。一応ほとんど全部の人を押さえたつもりでしたが、見返して見ると、ふれることができていない人や物があります。今は修正する元気もありません。それにしても、これを全部書いた安野さんはすごい。

旅の絵本2表


シーン15髪長姫(P29〜30)
0)旅人は・・・塔の上から垂らした髪の毛を梯子代わりにして上っている魔女のいる塔がある街にやってきました。これは、グリム童話の「髪長姫(ラプンツェル)」からです。
お話に興味のある人は
「ラプンツェル」 グリム(中島孤島訳)
http://www.aozora.gr.jp/cards/001091/files/42309_18060.html

ラプンツェルがいる塔はフィレンツェのシニョーリア広場に堂々と建つゴシック建築ヴェッキオ宮殿の塔です。
ヴェッキオは、「古い」という意味です。なにしろ、14世紀に建てられてから700年間ものあいだ、政治の中心だったのです。現在も、市庁舎として使われています。

塔の先に猿のようなものが描かれています。左の写真のように、実際の塔の先にも見えます。猿でしょうか?塔の先の写真を見てみると、フィレンッチェのシンボルである、獅子(ライオン)のように思います。

この塔の位置には、大聖堂のシーンではジョットの塔が立っていました。塔つながりです。

1)左中 大きなスケッチブック(黄色)を持った人が歩いています。

2)観光馬車が2台止まっています。これは、大聖堂のシーンにいた、観光馬車のようです。御者も客もいないようですが、新婚さんたちは中に入っているのでしょうか。あるいは、右下の方にいる35)の緑のハンドバックを持っている二人が新婚参加もしれません。

3)司祭さん?が歩いています。
4)司祭さんの前の二人はご夫婦のようです。銀婚式の記念に、フィレンッチェ見学だったりして。

5)馬車の止っている建物は、実際にはヴェッキオ宮殿の入り口のようですから、不思議な位置関係です。(宮殿の上に描かれるべき塔は画面からはみ出し、画面の下から出てきたようです)安野さんの描き出す世界は変化自在です。
入り口左には、ミケランジェロのダビデの像のレプリカ(本物はもっと大きくて、アカデミア美術館にある)がおかれています。「何も身に付けていない裸体は唯一の武器は徳であることを意味している」のだそうです。そんなダビデの像は自由の象徴で、フィレンツェがいかに自由な国であったかを示すため置かれたのだそうです。

入り口の右側の像はバッチオ・バンディネッリの「ヘラクレスとカークス」像(こちらは本物)だそうです。

ちなみに
「旅の絵本の秘密」には、ウフィツィ美術館(左上)市庁舎の塔(左中央)とあります。
やはり左上も市庁舎(ヴェッキオ宮殿)なのですが・・・・
美術館は、宮殿の右に少し描かれている部分です。さらには、10)のランツィの回廊背後も本来は美術館になります。

6)宮殿の入り口から入ってゆく人がいます。
7)右側の像を見ている人たちも観光客の用です。右の二人は夫婦のようです。
8)路地に入ってゆく人がいます。
9)旗を掲げて歩く人たちがいます。聖地巡礼の人たちだと思います。大聖堂を目指しているのでしょうか?

10)3人の人がからみついたような像があります。これもシニョーリア広場のランツィの回廊にある、ジャン・ボローニャの「サビーナの強奪」という作品です。
この像は、360度どこからでも見ることがでるようになっています。そして、表された3人は、女性(命の源)を、老人を踏みつけながら若者が奪っていくという設定だそうで、世代交代を表現してるんだそうです。
by forest-doorさん
サビニ女の略奪とは、ローマの建国間もない頃、女性の数が不足しており、建国の始祖ロムルスが祭りにサバニ人を招待し、その祭りの途中で女性を略奪したという逸話です。サビニ人は女性を取り戻すために戦をしかけますが、略奪された女性が身をもって戦いを止め、後に両者が和解したとされます。この逸話は絵の題材にもとりあげられています。
ニコラ・プッサンの「サビニの女たちの略奪」は、NY・メトロポリタン美術館所蔵作品です。

回廊の様子は、このHPでどうぞ。大聖堂のシーンででてきたペルセウス像もここにあります。
この回廊の奥やヴェッキオ宮殿の左側は、ウフィツィ美術館があり、その一部が旅の絵本にも描かれています。(中央上部)

11)旅人の後ろを母親が男の子の手を引いて歩いています。
12)旅人の前で4人のひとが集まって何か相談しています。その手前にも、5人の人が集まって何か話しています。一体何が起こっているのでしょうか。ラプンツェルの救出について相談していたりして。

13)お母さんと女の子が歩いています。
14)オープンカフェがあります。それにしても、屋根になっている黄色のテントが目立ちますが・・・どうやって保持されているのでしょう??
右の写真のように ヴェッキオ宮殿の入り口の前のには、本当にオープンカフェがあるようです。

15)右側のテーブルの3人は、巡礼(?)の一行を気にしてみています。

16)真ん中のテーブルの3人は、緑の服の人が腕を組んで困っているようです。深刻な相談でしょうか。お酒ではなくコーヒー(紅茶?)を飲んでいます。
17)右側のテーブルではただいま注文の最中です。何をとるのでしょう。
18)赤ちゃんをだっこしたお母さんがいます。
19)乳母車をおした夫婦がいます。お父さんは、オーバーオールです。お母さんと赤ちゃんは隣のだっこされた赤ちゃんが気になっているようです。

20)青いスケッチブック(?)を持っている男の人があるいています。
21)赤白のパラソルの屋台は・・・フランクフルト屋さんでしょうか?

22)赤い傘が看板のお店は、傘屋さんのようです。

23)青と白のストライプのテントを屋根にしているお店は、ポットや壺を売る食器やさんでしょうか。壁に並んだ丸いものは何でしょうか?鍋??

24)スモックのようなものを着た人の上半身が見えます。

35)緑のハンドバックを持った女性と、ネクタイの男性が手をつないで歩いています。
36)杖をついたおじいさんが歩いています。
37)台所用品の店?でしょうか、老人夫婦がウインドウをのぞき込んでいます。

38)オレンジ?を積んだ荷台を押している、3人の子どもがいます。どこへ持ってゆっくのでしょうか。

38)赤いテントの屋根の店は男性服のお店のようです。なぜか、カウボーイハットをかぶった人はお客さんでしょうか。テントに下半身が隠れている男性もカウボーイハットをかぶっているようです。

39)犬をつれて散歩している男性がいます。
40)洋服を売ってい店のショーウインドウを欲しそうにのぞき込んでいる女性がいます。
41)塔の下の工房では、鐘が作られています。これは、蚤の市のシーンの鐘と重なっています。

2)鐘は、鋳造で作るので金属を溶かす必要があります。煉瓦造りの溶鉱炉と煙突がありますし、足下にはフイゴが置いてあります。蚤の市のシーンでも売られていましたし、第1巻では、なぜか引っ越しの荷物の中にもありました。安野さんは、フイゴが好きなんですかね。

43)壺を担いだ女性が見えます。
 でも、ちょっとおかしいです。屋根の下には門が見えていますから、通路の位置はもっと低いはずです。これでは、この女性は空中に浮いていることになります。だまし絵ですね

45)右上 川には、屋根付きの橋が架かっています。ベッキオ橋です。

by forest-dooさん
ベッキオ橋は、14世紀中ごろにアルノ川に架けられた、フィレンツェで最もVecchio(古い)橋。昔は肉屋が並んでいましたが、異臭がするということで代わりに宝石店が並ぶようになりました。今でも橋では宝石店や金銀細工の店が並んでいます。
橋から見る夕暮れのアルノ川の景色はすばらしく、恋人たちのデートの場所にぴったりということです。旅行に行ったときにこの橋にも行きましたが、見ているこちらが照れてしまうほどのあつあつなカップルがいっぱいで、早々に退散したため、景色はあんまり覚えていないのです。うーん、残念。
2階はヴェッキオ宮殿とピッテイ宮殿をつなぐ、ヴァザーリの回廊が通っています。メディチ家の要望でヴァザーリが設計したこの回廊は、ヴェッキオ橋を越えてすぐのサンタ・フェリチタ教会内も通っているので、ミサの時メディチ家の人達は民衆に見られることなく参加できたといいます。


46)河原では、釣りをしている人とそばで話しかけている人がいます。「つれますか?」「まあねえ」とか話しているのでしょうか。


フィレンチェにつて、なかなかいい写真がたくさんでているHPが有ります
http://www.borghiditoscana.net/it/toscana/firenze/firenze/piazzalemichelangelo/index.html
4シーンにわたったフィレンチェの旅も終わりました。次は・・・

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旅の絵本2表


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