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forest-doorさんから このアダムとイブのポーズからすると、これはミケランジェロによる、システィーナ礼拝堂天井画の創世記の物語「原罪と楽園追放」の一部をもとに描かれています。 システィーナ礼拝堂の天井画はミケランジェロがたった一人で4年間をかけて仕上げたといいます。来る日も来る日も高い足場で上をむいて描き続けたであろう彼を想像すると、その強い精神力にただただ、脱帽です。 何年か前に修復の様子をテレビでやってましたね。そのときのことが1冊にまとめられているのが、「システィーナのミケランジェロ」です。よみがえった色の鮮やかさに驚きです。 |
forest-doorさんから ルカ伝によれば、大天使ガブリエルがマリアのもとに来て言います。 「おめでとう、恵まれた方。主があなたと共におられる」戸惑うマリアにさらに 「マリア、恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた。あなたは身ごもって男の子を産む…」と告げます。マリアは天使に 「どうして、そのようなことがありえましょうか。わたしは男の人を知りませんのに」と言うと 天使は答えます。 「聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを包む…」 この劇的なシーンをたくさんの画家たちが描いていますが、絵にはいろんな象徴が描かれています。 例えば、白い百合の花はマリアの清純さを表しています。マリアは赤と青を身にまとっていますが、赤は神聖な愛を、青は天の真実を表しているそうです。そういえば、青いマントで描かれていることが多いですね! 初めて見た受胎告知の絵は大原美術館のエル・グレコの絵でした。こちら 本当に光と稲妻が走ったかのような劇的な瞬間。他の受胎告知の絵ではひざまづいて話しているシーンが多いのにグレコの絵では天使が舞い降りてきた一瞬をきりとった感じです。 |
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さて、スキットルって?と思って調べたらボウリングの原型となった遊びだと分かりまた。9本のピンをひし形にならべ、ボールを転がして倒したピン数を競う遊びです。そのため、「ナイン・ピンズ」「九柱戯」とも呼びます。ドイツやオランダで行われていました。これが19世紀にアメリカに伝わって、10本のピンになり、ボウリングとなったということです。何で1本増やしたんでしょうね?計算が面倒だったからかな?
ちなみにボウリングでストライクを2回だすとダブルなのに、3回連続で出すと「トリプル」ではなく「ターキー」といいますよね。安野さんてば、ちゃんとこのターキー(七面鳥)をこのスキットル遊びのそばに描いてるんですよ!しゃれてるな〜
で、なぜ、3回連続ストライクがターキー(七面鳥)というのか調べてみたら、面白い説が3つありました。
1つめは、ボウリングが伝わったころアメリカでは七面鳥料理が人気で 、ストライクを3回連続して出したお客に七面鳥をプレゼントしたのがきっかけ、というもの。(一番ありそうな話ですね)
2つめは、七面鳥が羽を広げた形がストライクマークを3つ重ねた形に見えるから。 (う〜ん?見えるかな〜?)
3つめは、ボウリングが伝わったころのアメリカにはインディアンがいてその中の弓の名人が一本の矢を放ったら3羽の七面鳥をしとめたのをオランダ人が見たのがきっかけ。
へたっぴいの私にはターキーどころか、ダブルでさえも夢の夢…でも、ほんとにターキーに成功して七面鳥料理がでてきたらおもしろいな(^^)
この、スキットルの前身と思われる遊びがブリブリューゲルの「子供の遊戯」の絵にもでてきます。「指骨遊び」という遊びです。
7)柵の外の木には、巣箱が描かれています。これは、安野さんの創作のようです。
8)小屋にはトウモロコシが干され、入り口には桶とスコップが置かれ、庭にはニワトリとヒヨコが餌をついばんでいます。
桶の所の壁(?)がウロコ模様です。壁ではなく中に積まれた荷物の表現かも知れませんいずれにしても謎です?安野さんのことですから、適当に描かれたものではないはずです。
9)「九柱戯」の右側の小屋・・・屋根に梯子が架けられていて、屋根は板張りでしょうか、トタン屋根でしょうか?黒い丸いものが置いてあります。黒いものは、風で飛ばない用に置かれた石ではないかと思うのですが??
10)荷車とカボチャ(?)があります。
小屋と梯子とカボチャとトウモロコシ・・この組み合わせシーン3(キリスト誕生)の中にもありました。何か意味があるのでしょうか?カボチャは復活祭のイメージからキリストと関連づけられるのか?梯子は・・天国への階段??強引すぎますかね
11)ここにもニワトリと七面鳥がいます。七面鳥はシーン3のキリスト誕生を見守っていました。やはりキリストとの関連でしょう。
12)十字架を脇に置いて、何かしている子どもがいます。
二人の子どもがしているのは、お墓作りです。映画「禁じられた遊び」のシーンです。
禁じられた遊び (1951) 監督: ルネ・クレマン Rene Clement
http://homepage2.nifty.com/e-tedukuri/JeuxInterdits.htm
1940年6月、南仏の田舎。機銃掃射で両親を失い、さまよっていた5歳の少女ポーレットは、少年ミシェルと出会い彼の家に連れていってもらう。ポーレットのために死んだ子犬の墓を作るミシェルから、死んだものはこうやって葬る事を教わったポーレットはミシェルといっしょに次々とお墓造りをしていった……。墓作り・・・大人には理解できない禁じられた遊びです。このことが原因で二人は引き離されることになるのですが。大人たちは・・・戦争を続け本物のお墓を作り続ける・・・美しくも悲しい反戦映画です。
十字架は、当然キリストがらみということで、七面鳥やカボチャ等を含めて、この一帯がキリストとの関連づけられているように思います。
13)水道橋の向こうからサルを背負い楽器を持ったおじいさんとバイオリンを持った少年と犬がやってきます。
「家なき子」の3人です。
家なき子(いえなきこ、Sans famille)はフランスの作家エクトール・アンリ・マロ作の児童文学(1878年)です。
身寄りのない少年レミが旅芸人のおじいさんに引き取られ、いろいろなところを旅する冒険小説。幾度も映画化され、日本でのアニメ化も多い。
※日本では「家なき子レミ」としてレミを少女にしたアニメがあるのですが、原作ではレミは少年です。原作の翻訳をここで見ることができます。
http://www.aozora.gr.jp/cards/001047/card42924.html
http://www.aozora.gr.jp/cards/001047/card42925.html
14)p9の右下の家に荷物を運び込んでいる女性がいます。何を持っているのでしょうか?
15)スカート姿の娘さんの後から手紙(ラブレターのようです)を渡そうと近づいている青年がいます。
16)整然と木が植えられています。何の木なんでしょうか?
17)牛の引く荷車があります。荷物は木の束のようです。どこへもってゆくのでしょうか。?
18)荷車へ積み込もうとしている男性と、こちらへ積んでと指示している女性、背負って運んでいる男性がいます。
薪を背負っている人の画は、ミレーの作品に有ります。ミレーの絵では女性ですが。
19)木の束は、右の方に積んであります。まだまだ、5〜6束くらいありそうです。この束は、右端の家の軒下に積んである木を持ってきているのでしょうか?
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シーン6製材所(p11〜12)
0)旅人は・・・小川のそばに作られた製材所など、物作りの盛んな所を旅しています。
1)製材所があります。動力源として水が使われていて、その仕組みがよく分かります。
上流の川から木製の樋で引いてきた水を受け止める仕掛けがあります。水が一杯になると、左側の重しに勝って右が下がってゆくのだと思います。それに連れて、支点近くに据え付けられた帯鋸がゆっくりと下がってゆきます。下がりきると水はこぼれます。すると今度は左側の重しが勝って、一気に左が下がります。このとき、帯鋸が上に動きます。てこの原理で、重しの動きより動き幅が小さくなる分、大きな力を発揮して木を切ることができるのでしょう。・・・鋸の歯が上の方までつけてありますが・・・上では切ることができないはずですが???
重しの下には、床を衝撃で床を痛めないように板が二重に敷いてあります。
2)小屋の左には斧で薪割りをしている人がいます。
この場面・・・どこかの絵で見たような気もするのですが??
3)背負子に荷物を背負って、手にはカバンを持った女性と、女の子が製材所に向かっています。製材所で働いている男の人の、奥さんと娘さんで、お昼の食事を持って来ているのかも?
4)原料の木材が野積みされています。丸太なので、ころがらないようにしっかり杭で押さえてあります。製材した板も、間にスペーサーを置いてちゃんと積んであります。
5)荷車と白い牛が二頭います。
この雰囲気と、構図からして何か元になる絵があるように思いますが・・・??
セガンティーニの作品ではないかと思います。あるいは、複数の作品からイメージが再構築されているのではないかと思います。
6)鍛冶屋があります。石炭(コークスかも?)がたかれていて、
金床(かなどこ) を置いてハンマーを持って作業をしているおじいさんがいます。 このシーンもどこかの絵で見たような気がするのですが、不明です。
小屋の外には石炭置き場があり、スコップや運搬用のバケツと手押し車がしっかりあります。
7)鍛冶屋の庭では、テーブルの上で車輪を直しています(作っている?)
槌ややっとこなど、工具もしっかり描かれています。
8)三人がかりで大きなハンマーを使って加工しています。小さく描かれていますが、力強い構図です。実は元になる絵があります。
スペインを代表する画家ゴヤの作品「鍛冶場(The Forge)」が、元の絵です。
9)家にはドアの所に片方の車輪が置いてあります。窓の下にはビン入りの箱があります。これは何??・・・ワイン??
10)ビンの脇には、猫が一匹。・・・何をしているのでしょう。
11)樽作りの工房があります。多分ワイン用の樽だと思います。
樽に使う板は直線ではなくカーブしていなければなりません。そのための専用工具らしきものを使って加工しています。
12)カーブさせた板を使って金属製のタガ(帯鉄)をかけている人がいます。
13)槌を使ってタガを調整している人がいます。完成間近?後ろには色々なサイズの帯鉄がつるされています。完成した樽も三つ。
下のHPで樽作りだけでなく、ワイン作りの工程も見ることができます。
http://www.fujikonishi.co.jp/notre_vignoble/le_rapport_de_junko_arai/main2.html
サントリーのHPでウイスキーの樽ですが詳しいです
http://www.suntory.co.jp/whisky/museum/know/jukusei/koubou/koutei2.html
色々な工具も見てみましょう
http://www.japandesign.ne.jp/HTM/REPORT/paris/12/index2.html
14)庭には、樽に使う板が並べてあります。乾燥させているようです。
15)お母さんアヒルの後ろを五匹の雛がついて行きます。カモの仲間はこうして、卵からでて最初に見たものの後を本能的について歩くようになっています。中の一匹だけ雛の色が違うようです。これは「みにくいアヒルの子」のお話からですね。
アンデルセン原作の童話。1843年発表。
アヒルの群の中で生まれたひな鳥が、他のアヒルの子に似ていないからという理由でいじめられる。周りのアヒルからあまり辛く当たられるので逃げだし、他のところでやはり醜いといじめられながら一冬を過ごす。疲れ切ったひな鳥は、殺してもらおうと白鳥の住む水地に行く。いつの間にやら大人になっていたひな鳥はそこで初めて、自分はアヒルではなく美しい白鳥であったことに気付く、という物語
ここで、菊池寛の翻訳したお話を読むことができます。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000019/card42386.html
16)麦藁(干し草?)の山があります。牛の餌か、牛小屋の敷き藁でしょうか。
藁の山にフォークがあり、ニワトリが乗っかっています。
このニワトリは、ひょっとしてみにくいあひるの子に出てくるニワトリかな?
17)家の側面には、藁を保管する場所が作ってあります。外にこぼれないように、板で押さえてあります。運ぶための篭やフォークが置いてあります。
18)とても縦に細長い小屋があります。扉も細長いですね。いったい何の小屋でしょう??
19)シーソーで遊ぶ子どもたちがいます。
ブリブリューゲルの「子供の遊戯」の中にもシーソー(樽揺らし)をしている子がいました。
20)子ヤギが2頭仲良くしています。
子ヤギの所の柵は出入りできるように扉がもうけてあります。
21)牛が6頭のんびりしています。乳牛のようで、しっかり乳房が描き込まれています。
色からすると、ジャージー種だと思います。イギリスのジャージー島原産の牛です。一般的なホルスタイン種に比べて、小ぶりで乳量も少ないのですが、乳脂肪率とタンパク質含有率が高いという特徴を持っています。
このシーンは、北イタリアのアルコ生まれのセガンティーニの「アルパインの牧草Pascoli alpini」からかもしれません。アングルは違うのですが、牛の雰囲気と配置がよく似ているよう思います。
22)旅人の所に、樽が6個あります。こんなところで何に使うのでしょう???
23)T字路のところで、おばさんが二人おしゃべり中です。片方のおばさんはバケツを持っています。何を運んでいるのでしょう。足下には牛乳缶が3本あります。荷車もあるので、これでどこかへ運んでゆくのでしょうか。集めに来る人を待っているのかな。
さて、その荷車ですが、これもセガンティーニの「ウォータトラフの牛Kuhe am Wassertrog」の荷車ではないかと・・
24)製材所の動力源の水と小川が合流して流れてゆきます。川岸は石垣でしっかりと造られているようです。川はどこへ流れてゆくのでしょうか??
25)洗濯桶手元に置いて、シーツを洗っているおばさんがいます。随分無理な格好で洗っています。大丈夫かな。
26)川の中で何かしている男性がいます。小魚でもすくっているのでしょうか?(どじょうすくい?まさか!)あるいは、砂金取り??あんまりそんな状況でもなさそうですけど。
27)小川の向こうに、果樹と思われる木が飢えられています何の木でしょう?
28)干し草の山が3つあります
29)小川に架かった一本橋に両方から山羊が来て譲り合わずにさあ大変。
これは、ラ・フォンテーヌの寓話の「二匹の山羊」というお話から描かれているそうです。
「細い川に橋はたった一枚の板、橋の真ん中あたりで相手に譲ろうとせず、後へ退かぬそのために二匹とも谷川へどんぶりと。」
というお話だそうで、動物の姿をかりて、人間を風刺しているようですね。
ラ・フォンテーヌはイソップなどのほかの作品から題材を得て寓話を仕立てたそうです。
◇「旅の絵本の秘密」には、イソップ寓話集から「道をゆずらない橋の上の山羊のあらそい」からだとあります。
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シーン7ヨハネによる洗礼(p13〜14)
0)旅人は・・・ヨハネによる洗礼を受けるキリストの場面にやってきました。
1)聖書物語 前ページより川が流れ来ています。そこでは洗礼者ヨハネによって洗礼を受けるキリストがいます。
イエスは自らが宗教活動にいるにあたって、先輩の予言者であるヨハネの洗礼を受けます。聖書によれば、ヨハネはイエスの威厳に打たれて、一端は断りますが、イエスの希望で洗礼を施すことになります。この後、イエスは荒野の40日と呼ばれる修行をします。
2)2頭の馬と鋤を使って畑を耕す二人の男がいます。
これは北イタリアのアルコ生まれのスイスの画家セガンティーニの「The Plow(耕作)」の絵からです。
by forest-doorさん
セガンティーニは大原美術館で「アルプスの真昼」を見て、とてもひきつけられました。
澄みきった空の青が印象的でその澄んだアルプスの空気や光までもが絵から伝わってくるようです。何度か行き過ぎてはまた、絵の前に戻り…を繰り返し、アルプスの草の1本1本までが細かく描かれているのに見入ってしまいました。
セガンティーニは山に魅せられ、そこに生きる人々を描き、晩年には象徴主義的な作品を描くに至りました。サン・モリッツのセガンティーニ美術館には未完の大作「生」「自然」「死」が収められています。
彼の略歴を見ていると7歳で母を失い、その後父に捨てられて12歳で感化院へ。そうした子ども時代からの寂しさ、孤独感といったものが、後年の作品に影響を与えているのかなと思えます。
シーン4逃避行の7)の馬はこの馬と同じようです。
3)炭焼きをしています。まずは材料になる木をピラミット状に立てて積み上げています。
4)積み上げた木に土(?)をかけて空気を遮断しています。
5)完全に火が回って炭化した後、棒を使ってかき出しています。
煙突のようなものが見えません、これでうまくいくのでしょうか??
6)できた木炭を袋詰めにしている女性がいます。
この一連の工程は、同時進行しているのではなくて、異なる時間のできごとを同一画面に表現していると思われます。
10)ページの上のところでは、十字架を掲げて埋葬しています。
シーン6水道橋の「禁じられた遊び」は、墓作りの遊びでしたが、ここでは本当の埋葬です。たくさんの人が集い悲しんでいます。
これはクールベの「オルナンの埋葬」の絵からです。庶民の葬儀を等身大以上の大きさで描くという、当時としては非常識の内容です。
by forest-doorさん
クールベの絵の「オルナン」とは人名ではなく地名で、クールベの生まれ故郷でした。(^^;
そして、この絵は万国博覧会に展示を拒否された問題作として知られています。
神々や英雄を描く代わりにこのような大作に田舎町の葬式に集まった名もなき人々を描いたのは、当時では考えられないことだったからです。
出る杭は打たれるといいますが、でもクールベは打たれっぱなしではないんですよね。
出展拒否にもめげず、博覧会会場の近くで「ギュスターヴ・クールベ作品展」と銘打って個展を開いています。
それまで、画家1人きりの個展とは慣習としてなく、初めて開催された個展といわれているそうです。
11)右の木の下では、スケッチをしている男の人がいます。安野さんでしょうか?
いや、埋葬のシーンを描いているのですから、クールベさんかな。
12)ホルスタイン種の乳牛が6頭のんびりしています。シーン6の牛の配置と全く同じです。
右の2頭と牧場の柵は、何かの絵であったと思うのですが、元の絵が思い出せません。
13)牧場の隅には、牛のための干し草の山があって、ここではフォークが刺してあります。
14)牧場の納屋には荷車が格納してあります。これで干し草をはこんだりするのでしょう。納屋の外に、壺のようなものが見えます、何に使うのでしょうか?
この荷車も、セガンティーニの『Wassertrog』に描かれている荷車とそっくりです。
15)二頭立ての馬車で袋詰めの荷物が着いています。袋の感じからすると、炭焼き場から木炭を運んできたのでしょうか?
16)荷車を窓から眺めている女性がいます。
17)荷車から荷物を下ろして運ぶ男の人とそれを指示している女性がいます。この二人、シーン5では、同じ体勢で木を積んでいました。
18)箕を持って立ている人がいます。この人も、シーン5では同じ体勢で木を運んでいました。
そして、この人、ミレーの絵の「箕をふるう人」です。
切手にもなっていました。
19)荷物が運び込まれている小屋は、水車小屋のようです。とすると、運ばれているものは、炭ではなくて小麦の可能性もあります。
20)小麦袋(炭袋?)の前にある筒状のものは何でしょう?
21)小川の脇には桶があって、水が入っています。小川に降りられるように、階段が作ってあります。そこにいるアヒルは、みにくいアヒルの子が、一匹になって泳いでいるのかな。まだ白鳥にはなっていないません。
22)水車小屋の向こうに、猫とニワトリとアヒル(みにくいアヒルの子)がいます。イジメに耐えかねて牧場を抜け出して、おばあさんの家のネコとメンドリと一緒にいるときのようです。ここでもあまり親切にはされません。
と考えていたのですが、
◇「旅の絵本の秘密」には、「いぬとにわとり」(石井桃子作・左、水車のそば)とあります。
ところが、この話・・・登場するのはおばあさんとイヌとニワトリのようなのです??
旅の絵本はネコにしか見えません・・・それにアヒルが出てこないようなのです(絵本を確認していないので、お持ちの方は情報ください)
ネコについては、石井さんがこの話を書くきっかけになったエピソードはネコの話だったそうですからいいとしても・・・??
23)右下の家の所では若い二人がデート中です。シーン5でのラブレターで、うまく心が通じたようです。
24)デートに興味があるのか、窓から子どもがのぞいています。
25)家の中へ荷物を運び込んでいる女性がいます。シーン5で同じ格好で荷物を運んでいました。
26)p13の森の中に馬がいます隠し絵です。
どんな意味があるのでしょうか?
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