by forest-door さん これはオランダ人たちがインディアンたちからマンハッタン島を二束三文で買っているところ。 ニューヨーク州は1626年オランダ人たちがインディアンから24ドルに相当する道具類と引き換えに買ったマンハッタン島にニュー・アムステルダムという村を作ったのが始まりとされています。その後、イギリスがオランダ人を追い出し、ヨーク公の名をとってニューヨークと名づけられ、今にいたっています。たった24ドルで買い取った土地がいまやアメリカ経済の中心地になっているというのもその頃では考えられなかった話でしょうね。 |
by forest-door さん 何なのか分からなかったんですが、この下(左)のポスターの絵にちょっと似ていますね。 これはポニー・エクスプレスの募集ポスターです。ポニー・エクスプレスは西部開拓期に行われた、郵便物を早馬騎手によって運ぶ一種の飛脚のようなものです。ミズーリ州セント・ジョセフからカリフォルニア州サクラメントまで3200kmをわずか10日間で運んでいました。ただ、電信の普及で1年半しか続いていないそうです。 |
by forest-door さん 絵本では左から右へ歩いているのですが、ここでは反対の向きで描かれています。 この絵本は1934年に出版されているのですが、その前年はエッツ自身が体調を崩し、夫もガンでなくすというつらい日々でした。 シカゴ郊外の森の中に家を借り、自分をなぐさめるためにこの「もりのなか」を少しずつまとめていったそうです。 それは幼いときにすごしたウィスコンシン州のノース・ウッズの家近くにあった森での思い出をもとにしたものでした。 きっと絵本のなかの「ぼく」はエッツ自身なんでしょうね。 |
by forest-door さん そして次に続く巨人と牛の像はアメリカで伝説上の人物のポール・バニヤンと相棒の巨大な牛。 牛は青い牛とされているのですが、このページでは青くないですね。 ポール・バニヤンは巨人の木こりで、相棒の牛と一緒に森を切り倒していって太平洋に到達した、といわれています。ミネソタ州Bemidjiではこのポール・バニヤンと牛の像があって、ミネソタ州出身のコーエン兄弟の作った映画「ファーゴ」では、この像が映るシーンがあります。 |
by forest-door さん もともとニューヨーク市にはアスター図書館とレノックス図書館の二館があったのですが、公共の図書館ではなく、当時の知事が公立図書館を願って1911年に図書館が作られました。 その建物の前には2匹のライオンの彫像が据えられ、アスター夫人とレノックス氏という名前で呼ばれていました。(1930年代には大恐慌を乗り越えていけるようにとの思いから「ペーシェンス(忍耐)」と「フォーティチュード(不屈)」の名前に変えられています) 「アンディとらいおん」はアンディが図書館へでかけてライオンの本を借りてくることから始まります。 テンポよいお話で1939年コルデコット賞銀賞を受賞しています。 |
by forest-door さん ターザンはもともとエドガー・ライス・バローズが1912年に出版した小説の主人公ですが、1918年に映画化されて以来、何度か映画化され、そのイメージが強く残っています。 船が沈没して両親を失ったイギリス貴族の子供が、森で類人猿に育てられて、ジャングルの王者となるのです。「ターザン」とは類人猿の言葉で「白い皮膚」の意味だそうです。 1932年に映画化された作品ではオリンピックの水泳選手ジョニー・ワイズミューラーが俳優に転向し、ターザンを演じていて、有名な「アアア〜〜」という雄たけびをあげています。 誰しも1度は子どものころ、ロープにぶらさがって、ターザンごっこをやったことがありそうですね(^^) |
by forest-door さん この教会はアイルランドの守護聖人である聖パトリックをまつっています。 3/17の聖パトリックの日にはアイルランド系の人たちによるパレードが行われ、人々はアイルランドのシンボルカラーである緑色のものを身につけて行進します。そういえば、アイルランドのサッカーチームは緑色のユニフォームでした。 |
by forest-door さん あくまで私の個人的印象ですが、勝手にこの人をジョン・レノンと思っています。 ジョンはセントラル・パーク近くのダコタ・アパートに住んでいましたし、セントラル・パーク内にはジョンをしのぶ「ストロベリー・フィールズ」の記念碑もあります。そして何より、こんな風に手をつっこんで歩くシーンを写真か何かで見た記憶がかすかにあるのです。 ジョンが生きてたらもう今年で65歳。どんな風だったろうなんて想像してしまいます。 |
by forest-door さん P.26の噴水はセントラル・パークの中にあるベセスダ噴水ですね。中央には湖の天使の像が立っています。 1842年にニューヨーク市に初めてきれいな水を供給したクロトン水路システムの開設を記念して作られたものだそうです。 聖書のなかにある、エルサレムのベセスダ池の癒しの天使から名前がとられています。 |
by forest-door さん エドワード・G・ロビンソンはルーマニア出身ですが子供のときにニューヨークに移住してきました。代表作は「飾り窓の女」など。 安野さんは著書「絵のある人生」の中で「スカーレット・ストリート」という古い映画を見た、と書いています。それは、大好きなエドワード・G・ロビンソンという男優が出ているからで、「ギャングの親分とか、のんだくれの医者などの役だったら、もうメーキャップなしで演ずることができる名優です。ついでにいいますが、この人は名画のコレクションでも有名だったそうです。」と紹介されています。 |