by forest-door さん アメリカの初期の車といえば、フォードのT型車が思い出されます。画像は河口湖自動車博物館のサイトからcollectionのページでどうぞ。 T型車は初めて大衆向けに、安くて信頼性の高い車をめざして作られました。 1908年に売り出されてから、この車は売れに売れて19年間で1500万台も売れたそうで、 それまでステアリングが右側の車が多かったのに、フォードのT型車が左側にして、現在の主流となったということです。 4気筒エンジン、20馬力、5人乗りの幌付き自動車です。 いまや300馬力の車もあるという時代です。100年ほどでずいぶん技術開発が進んだんですね。 そしてこれから100年後には車はどんなふうになっているんでしょう。環境を考えた車がもっと進化しているかも…。 |
by forest-door さん これは第二次世界大戦の激戦地であった硫黄島戦において、星条旗が山頂に掲げられる様子を同行していた通信社の特派員であるJ・ローゼンタールが撮影した写真がもとになっています。 その写真はニューヨーク・タイムズのトップを飾り、ローゼンタールはピュリッツァー賞を受賞しています。そしてこの写真は今でもアメリカの小学校の教科書にも載っているほどだそうです。 |
by forest-door さん そして、国会議事堂の上に描かれているのはポトマック河畔の桜並木です。 桜の季節には桜祭りも開かれています。 この桜の木は1912年に日本から送られたものですが、その苗が兵庫県伊丹市のものだったということで、伊丹市のホームページにそのいきさつが紹介されていました。→こちら タフト大統領夫人に直接手紙を書いて桜の植樹を願ったエリザ・「R・シドモアは兄が横浜領事館に勤めていたこともあって来日し、桜の美しさ、また桜を愛でる日本の文化に深く心を惹かれたようです。 今は横浜外人墓地に眠り、傍らにはアメリカから里帰りした桜の木が植えられているそうです。 |
by forest-door さん ライマン・フランク・ボームの書いた物語がミュージカルとなり、1939年に映画化されました。 物語の最初は白黒の世界で始まります。ドロシーは「Over the rainbow」を歌い、虹のかなたを夢みています。 そしてたつまきに家ごと吹き飛ばされ、オズの国についたそのときから総天然色カラーへと変わり、世界が一変します。 配役がぴったりあった映画ですね。ジュディ・ガーランドはそのまんま愛らしい少女に見えますし、かかしや木こりのメーキャップもばっちりです。ライオンの衣装というか着ぐるみは40kgもあり大変だったそうですが。 DVDでは当時を振り返って出演者達の話や未公開シーンなどがおまけで見ることができ |
by forest-door さん 男の人と向き合っている赤毛でカーリーヘアーの女の子と犬といえば、ミュージカル「アニー」ですね。もともとは新聞に連載された漫画でしたが、ラジオドラマや、ミュージカルとなり、映画まで作られるようになりました。明るく前向きな主人公アニーのうたう「Tomorrow」はつい一緒に口ずさんでしまいます。 日本でも毎年ミュージカルが行われています。サイトはこちら。無理にカーリーヘアのかつらをかぶらせなくっても…と思いますが、それだけアニーのイメージは出来上がってしまっているんでしょうね。 |
by forest-door さん サミュエル・アダムスを中心に、インディアンの扮装をしてボストン港に停泊していた船を襲撃し、茶箱を海に投げ込んだのです。 ボストン港をティー・ポットに見立てて、お茶を投げ込み、ティーパーティを開こうとしたというわけでティーパーティ事件といわれているそうです。 この船を復元した博物館があるのですが現在改修中。でもサイトでは昔の事件のときの茶箱の写真が見ることができます。 世界史の苦手だった私でもこのティー・パーティ事件は名前がなんだか優雅だなぁと思って覚えていたぐらいで、当時の茶箱が残っていたことにびっくりでした。 |
by forest-door さん P.30の下部 プリンストン大学の旗をバスローブにしている女の子、壁にうつった足長の影の持ち主、そして右端の家の玄関に描かれたぽってりした評議員の絵、これらはみな「あしながおじさん」の挿絵からで、作者ジーン・ウェブスターが自ら描いた挿絵です。 書簡集の形式をとっていて、日ごとにジュディの学生生活が生き生きとつづられています。 ボストンは大学の街といわれるぐらいで、ハーバード大学やマサチュセッツ工科大学(MIT)、ボストン大学などがあります。その街を舞台にしたページにこの作品を登場させたのは大学生活を描いた作品だからでしょうか。 この「あしながおじさん」、子どものころ大好きだった本でした。この本で読書の楽しみを教えてもらったようなものです。 その手紙の内容もいろいろですが、結びの文もいろいろあって、「悲しみの衣をまとえるジュディ」とか「絶対にひるがえすことなく 永久にかわることなき、決意をいだく ジルーシャ・アボットより」とか 本当にジュディの素直な心情のままに手紙がつづられていて、私に届いた手紙のように楽しく読んだものです。最近は手軽にメールで連絡をとったりしていますが、たまには手紙を書きたいな、なんて思いますね。 作者のジーン・ウェブスターのお母さんはマーク・トウェインの姪 なんだそうです。ウェブスターの本名はアリス=ジェーン=チャンドラー=ウェブスターでジェーンというのはマーク・トウェインのお母さんのなを貰ったそうです。でもこの名前が古めかしくて嫌いで大学に入ったときからジーンと改名。ジュディに結びついていますね。 |
by forest-door さん 岸壁に立っている男はメルヴィルが書いた「白鯨」のエイハブ船長のようです。片足を白鯨モービィ・ディックに奪われ、復讐にもえています。何度か映画化されていますが、1956年の作品の「白鯨」ではグレゴリー・ぺックがエイハブ船長を演じています。なんかイメージが違うような…やっぱり、2枚目俳優は、正統派の2枚目の役ばかりではおもしろくないと思って、演技の幅を広げたくなるものなんでしょうか。 それから、豆知識をひとつ。「白鯨」の中にコーヒー好きの一等航海士スターバックが出てくるそうなんですが、彼の名前からコーヒーチェーン店のスターバックスの名前はつけられたそうです。知らなかった〜 <追記> 安野さんの本「ニュー・イングランド 安野光雅のスケッチブック」によると、メルヴィルは若い頃水夫で、ニュー・ベッドフォード(ボストンから車で1時間くらいの街)から捕鯨船に乗って太平洋に出たそうです。また、「白鯨」の書き出しはこのニュー・ベッドフォードから食いつめた若者のイシュメイルが捕鯨船に乗るところから始まるそうです。だから、このボストンのページに描かれているんですね。 |
by forest-door さん 黒いぶちのある白い犬のハリーはおふろが大嫌いで、ブラシをかくして外に逃げ出しておもいっきり遊びまわります。 どろんこになったハリーは体中まっくろでところどころに白い部分がみえていて、いつもとは正反対。家の人たちにハリーだとわかってもらえません。 お風呂嫌いで遊びまわってまっくろのハリーに子供たちは共感するんでしょうね。このハリーのシリーズは「うみべのハリー」や「ハリーのセーター」と続き、ぬいぐるみも出るほど人気者です。 文はジーン・ジオン、絵はマーガレット・ブロイ・グレアム。二人はご夫婦で、マサチューセッツ州在住だそうです。 |
by forest-door さん かものマラードさんと奥さんはボストンの街のあちこちを探して子供たちを育てるのによさそうな場所に巣をつくります。 公園ではマイケルというおまわりさんとも親しくなり、子供たちを引き連れて歩き出した奥さんたちのために交通整理もしてくれるのです。この交通整理の場面が次のP.34で描かれています。 |
by forest-doorさん ガース・ウィリアムズの描くうさぎはなんてかわいいんでしょう。一本一本の毛まで描き込まれていてほわほわした感じがよくでています。 くろいうさぎのしっぽ、白いですね。うさぎのしっぽは表側と裏側で色が違うこともあるんですが、必ず、裏側は白いそうなんです。なぜなら警戒している時にピンとしっぽを立たせて、仲間に危険を知らせるため、目立つ白になっているそうです。 |
by forest-doorさん このトランポリン、もともとは中世のフランスで空中ブランコの下のネットからヒントを得て作ったのが始まりだとか。 それを、1930年代にアイオワ州出身のジョージ・ニッセンという人がアメリカにもちこんで、のちにスポーツとして楽しまれるようになったのだそうです。オリンピック競技にも2000年シドニーから認められています。 |
by forest-doorさん これはアンドリュー・ワイエスの絵ですね。ワイエスについて書かれた本「Andrew Wyeth (First Impressions)」の表紙にも使われています。 この本は翻訳されて、「はじめて読む芸術家シリーズ4 アンドリュー・ワイエス」として出版されており、図書館で読んだのですが、ワイエスと彼の父についての関係がかなり詳しく書かれています。 そしてこの本の中で、読んでいてはっとしたのは、「ワイエスがとりわけ好んで描いたテーマは、純粋なもののなかに見える恐怖の暗示だった」という文章でした。ワイエスの絵を見ると何か落ち着かない気分になる、と思っていたので、そうか、そうだったのかと思い当たりました。お父さんの事故死が、かなり彼の絵に影響しているということで、彼の絵には、逃れられない死や向き合わねばならない人生に対する思いなどが感じられるように思いました。 |