マニュアル研究会研究成果

ネイチャーゲームの仲間、岡山の永井さん(ジャイアン)のマニュアル研究会では、
毎月、永井さんがお題を出して、それに仲間がアイディアを出したものを、まとめています。
その研究成果の一部を紹介したいと思います。


子どもたちが集中する方法
子どもたちが集中する方法

岡山県マニュアル研究会

子供達を「静かにする」という行為にもっていくのは難しいなあと思います。無理に静かにさせようという気は無いのですが、なんとか子供を「静かでしかも静かさに熱中させる」そんな方法は無いものでしょうかね。皆さんは、どういう方法をされているかということで投稿をしていただきました。



● あえて小さい声で

説明の時、話を聞かない子どもが多きときは、あえて「小さい声」で説明をします。一瞬シーンとなります。そこで、話を聞こうねとはなし、続けます。説明を聞かないときは、大声で話すばかりではないこともありますよ。

● 説明は簡潔に 例 3つ言います。

 説明者の力量に代盛りますが、説明は簡潔に、興味を引くように話すこともこつです。だらだらと話すのでなく、「3つはなすから聞いてね、一つ目は」のように区切ることも手です。



● 手をたたいてみる

校長先生から伺った話ですが、話しの最初やうるさく聞いているときは、手をたたく(拍手)をして一瞬注意を引くこともあるようです。子どもの集中時間は短いので、効果はあまり長続きはしませんがとのこと



● 歌を歌ってみる

自分ならどうすれば集中するかなーとか考えます。自分の得意な分野で引き込めたら最高。でも今まで見た中で一番早く、楽しく集中させていたのはキャンプリーダー出身の知人で、ざわざわすると決まって歌をいきなり歌い出します。手話つきで!手話つきの歌を歌うと、子どもたちが真似して歌い始めておしゃべりをやめます(ちょっと強引ですが・・・笑)



● ぬいぐるみがしゃべる!?

あとはぬいぐるみとかを使って話したり、自分が仮装するのはインターブリテーションではよく使うし、とても効果があると思います。



● 話をする人が行動する
自分が静かにする。音を聴くような、または、何かを見つけてそれに見入るとか。空を指差して『アッ!』と叫んで、あとはじっと空をみる。必ずこどもたちは、何だろうと、その方向をみますよね。でも、究極は、自分の中に、ムードを作ることではないでしょうかしらね。子どもたちは、良くも悪くも、相手を看破しますから。



● 雰囲気を変える

私の場合。そんなゲームの前には「音いくつ」とか、風で木々がゆらぐ音とか、鳥の声とか静かに聴いたり、そのゲームの前から、急に指導員が声をワントーン落として話し始めてみるとか。雰囲気を変えています。



● あたらかじめ合図を
皆に注目して欲しい時の合図を、皆で決めておくと良いです。可能であれば、事前に決めておかなくて     も、明示的に子供達に「静かにすべき時」だと気付いてもらえる合図であると、更に効果的です。例えば、人差し指を口にあてて、子供達が静かに立っていると、前に立っている人の姿勢から、明示的に「静かにすべき時」である事を子供達は感じ取り静かになります。(静かになるまで動きません)こればかりだと、マンネリ化して面白くありませんので、集会の始めに「皆に静かにして欲しい時の合図をどの様にしたら良いか」のアイデアを募集し「前に立つ人がその格好をすると静かにする」と言う方法ですが、自分達で決めた約束ですので結構うまく行きます。例えば「前に立った人が右手で自分の鼻を摘むと静かにする」のようなふざけた姿勢をすると静かになったりするのもありです。この約束を知らない人が、その様子を見ると「エッ?」と驚きます。 更に、小さな子供達(低学年)には、そのサインを見たら「同じ格好をして静かにする」とすると、前の人に気付かなくても「隣の人の動きに気付いて口を閉じて同じ格好を.」と言う具合に広がって行きます。狭い教室だと、大体15秒位で全員に伝わりますよ。



● ボーイスカウトの場合
例えば、ボーイスカウトの場合は、スカウト達を静かにさせたいと思う人が、スカウト達の前に出て「気をつけの姿勢」で立ち、右腕を肩の高さで水平方向に伸ばし、肘から先の腕を地面から垂直方向に立てて(右腕を直角に曲げて)掌に三本指の敬礼の形を作り、無言で立ち続けます。(皆が静かになる迄は直立不動を維持し続けます)ボーイスカウト/ガールスカウトは、通常、三本指で敬礼をしますがこれはスカウトの基本となる「三つの誓い」を意味します。しかし、スカウトが 「三つの誓い」を唱和する時は、敬礼ではなく、上記のように右手で三本指の形を作り、右腕を肩の高さで肘を直角に曲げて気をつけの姿勢で唱和します。この姿勢は「スカウトサイン」と呼ばれており、世界のボーイスカウト/ガールスカウトの間では共通のサイン(姿勢)です。ですので「前に立った人が、スカウトサインをすると静粛にしなければならない」という決まりはありませんが、スカウトサイン姿勢は、スカウトの間では明示的に【静かにする合図】となっています。



● 何かを見せる

その場所、場面に合った子供たちが興味を持つものをそっと出す。(何気なく見せること)下見の時にフィールド内で動物・植物・石など興味を持つものを探しておく、いつも出すのではなく、子供たちの雰囲気に合わせる。今年のヒットはヘビでした。ベルトのように腰に巻きつけて子供たちの前に現れ、気づいた子供は釘付け。



● だまって手を挙げたら

最初に私が黙って手をあげたら、みんなも黙って手を上げようと約束します。活動中騒がしくなって静かにして欲しい時は黙って手を上げると、気づいた人から順番に静かに手を上げてくれます。少し時間がかかるかもしれませんが、ゆったりした気分にもなれます。



●注目させて、ゼスチャーにもっていく
「みんな、手挙げて」と声をかけて子どもに片手をあげさせる。「立てている指何本?」といって手をあげて広げて子ども達に見せる。低学年の場合、大抵5本!と答えてくれます。次に、「じゃあ、これは?」といって、手を挙げたままジャンケンのチョキをする。子どもにおなじようにもしてもらう。たぶん、2本!というでしょう。次は、「じゃあ、これ」で人差し指だけ立ててみせる。こどもにも、同じようにしてもらう。最後は、子ども達を見ながら、「じゃあ、この指を…」と立てた人差し指をゆっくり口元にもっていく。子ども達にも同じようにしてもらう。(「し〜っ」というポーズになります。)これで、静かになったら静かな雰囲気を壊さないように声のトーンを落として話を始めます。







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