「モヤさん」の人と自然の出会い旅]U

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人と自然の出会い旅50
戸隠の山で不思議な出会い


 薄暗い中、ランプをつけて一不動の避難小屋を出た。昨日からの雨混じりの強風が続いていて、雨具をつけての出発となった。

 この秋(2006年10月)、ネイチャーゲームのワークショップが戸隠であった。せっかくだから、1日早く行って、念願だった戸隠の山を登ってみることにしたのです。戸隠山へは戸隠神社の奥社からのルートが一般的です。ただ、途中2カ所ほど転落の危険がある地点を通ることになります。折からの強風と雨で、地元の人が今日はやめておけと真剣に止めてくださるので、おとなしく忠告に従って戸隠キャンプ場からのコースにして、一不動の避難小屋に泊まったというわけです。
 次の日のワークショップの始まる昼までに高妻山をピストンして戸隠山を経て下山しようと言う、少々ハードな計画です。午前4時出発の予定が遅れてしまい、いささか焦りながら駆け登っていると・・・。雨具のフードに当たる雨の音が少々固いのです。「ウン?」と思って見ると、あられ状です。そういえば、昨夜は随分寒かったので、雪?

 しかし、10月のはじめ、山上では紅葉真っ盛りですが戸隠高原は紅葉すらまだまだの時季です。「 寒冷前線に伴う一時的なものかな?」などと考える。日の出になれば雨に変わるだろう・・・。ところが、予想に反して、登るにつれて標高が高くなったからか、次第にはっきりとした雪に変わって来ます。
 いつの間にか、雪化粧。常緑の木は緑濃く、落葉の木は鮮やかな紅や黄色に色づき、そこに白い雪・・・・。素晴らしいコントラストです。昨日からの雨と風で幾分萎えていた心が、美しい彩りの中で次第に元気になってきます。
 山道はうっすらと新雪に覆われて、その上を歩くとしっかりと足跡が残ります。今日この道を歩くのは、私が最初。山頂との間には誰もいないのです。私の後から高妻山を目指す人は、私の足跡に先行者のいることを感じながら登ってくるのだろうな・・・等と考えながら歩いて行くと。前方に足跡があります。もちろん人間の足跡ではありません。何か動物です。キツネ・・・・にしては、足跡が直線的ではありません。ならタヌキ?と思っていると、直線的に近くなったりします? イヌかな?? やっぱりキツネかな???
 ともあれ、その動物も山頂方面に向かっているようです。時々周囲の茂みの中に入っているようで、足跡が消えてしまいますが、またあらわれて山頂方向を目指すのです。そして、よく見ると下ってくる足跡も見られます。右往左往しているのか、複数の個体が混じっているのか・・?
 時間が経過すれば、降る雪で足跡は隠れてしまうはずです。とすればあまり離れていないところを歩いているようです。ワクワクしながら進みます。

 それは、小さな曲がり角を曲がったときでした・・・。そこには、突然現れた人間に驚いて、飛び上がっている動物がいたのです。大あわてで脇の茂みに逃げ込んでゆきましたが、茶色の体に黒っぽい顔・・・テンでした。
 これまでに、岩の上のフンや雪の上の足跡など、フィールドサインは何度か目にしていましたが、生テンははじめてのことです。ほんの一瞬の出会いでしたが、今でも飛び上がって驚いているテンの姿が目に焼き付いています。

 早朝だけだと思っていた雪はその後も降り続き、しっかり冬景色になってしまいました。アルプスの絶好の展望台のはずの高妻山山頂はガスに包まれ、展望には恵まれませんでしたが、雪に映える紅葉は見られたし、降り続いていた雨があったからこそ、高妻山の南面の断崖を駆け下る細くげ長ーーい何本もの滝も見ることができたのでしょう。そして、何より初の生テンとの遭遇。天候の不運を嘆いていたのは嘘のような幸運に恵まれた山旅でした。
 出発の遅れと、雪のために思わぬ時間を使い、戸隠山を巡っての下山という計画も変更。一不動の避難小屋から昨日登ってきた道を下山してゆくと、降り続いた雨のために一段と増水していて、膝上の徒渉を何度も何度も繰り返すことになります。大変と言えば大変でしたが、久しぶりの沢下りを楽しむことができました。そんな中登って来たのはただ一人。その人によると、入山路の最初の徒渉地点で、あまりの増水に恐れを成して他の人たちは引き返していったらしいのです。おかげで、とても静かな山を楽しむことができました。
 
 翌日の朝は、素晴らしい青空に戸隠連峰がその美しい姿を表して、高妻山は初雪におおわれていました。そして、遙か北アルプスの山々は、真っ白に雪化粧です。ニュースでは、例年に無く早い初冠雪と言うことで遭難が相次いでいるとの事でした。天候の変化はそれぞれの場所で、人にそれぞれの自然との出会いを作り出すようです。その中にいる人が、それぞれに出合い、それぞれの関わり合いを作ってゆく、それは幸運とばかりはいっていられない厳しさも含まれているようです。
2006.11.7


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人と自然の出会い旅51
「言葉をもたんもんに挨拶するのはおかしいと思う時代がおかしかばい」

 熊本の芦北でとても2月とは思えないようなポカポカ陽気の中で幸せな養成講座をおこなってきました。講座が終わって、仲間が管理を委託されているグリーンスポーツみなまたというキャンプ場におじゃましました。美しい海に囲まれた50haの照葉樹の極相林からなる西ノ浦国有林。そのうちの10haを借り受けて作られたキャンプ場です。こんな良い環境のキャンプ場があるのだろうかと感嘆します。
 キャンプ場のある水俣市袋地区は、水俣病の患者さんが多発した村落です。あまりにも美しい海と森。豊饒の海の恵みを受けて自然と共に生きてきた水俣の漁民。その桃源郷のごとき生活が、チッソの垂れ流した水銀による病気と差別に蝕まれ、共同体はずたずたにされてしまった。
 経済効率のみを優先して垂れ流した水銀を、その何倍もの経費をかけて押さえ込むことになります。そのようにしてやっと、不知火海の魚たちは水銀汚染から解放され、海は見た目通りの美しい海に戻りました。そんな中、人は、共同体は・・・。今、傷ついた地域の絆を取り戻すために水俣病と向き合い、「もやいなおし」(※注)の取り組みが行われています。
船と船をつなぎ合わせるロープを結び直す、舫(もやい)直しにあやかった言葉です。その、動きの中心にある人。杉本栄子さんからお話を聞くことができました。
 仲間に案内されて海辺の自然を楽しんだあと、杉本さんの加工所の前を通りかかると、在宅の様子。お仕事中をおじゃましました。「食べ物からきた病気ならば、食べ物で治そう」と不知火海からとってきた、新鮮なカタクチイワシと天然の塩だけを使ったイリコ作りをしておられます。畑にはイリコのくずを肥料として入れて、みかんや野菜を無農薬で栽培されておられます。ちょうど、ご夫婦でイリコの袋詰めの作業をされていましたたが、手を止めしっかりと向かい合ってお話をしてくださいました。
 彼女は漁に出るとき、海を囲む森に手を挙げて「行ってくるよ」と挨拶をして出かけるのだそうです。彼女は言います。「言葉を持たんもんに挨拶するのはおかしいと思う時代が、おかしかばい。」 森や木や海や魚に声をかけ心を通わせようとする心持ちを忘れてしまい、変だと思っているこの時代がおかしいのだと。
 だから、彼女の持山を、他の人に手入れをしてもらうとなると、御神酒を用意し、まず森に木々に話しかけます。「長いことほったらかしにしていてすまんかったな。これからこの人が手入れをしてくれるから、伐ってはいけない木があったら、この人に注意してやってくれ。」と山の持ち主として森にお願いしてから作業をしてもらったというのです。まるでもう、宮沢賢治の『狼森と笊森、盗森』の世界です。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/43753_17658.html
 キャンプ場で子ども達を活動させるときにも、「子ども達と一緒に木々にお願いしてから遊ぶようにするといい」とおっしゃいます。そうすれば、木が子ども達を守ってくれるから、事故が起こりにくくなる。「海や森を怖がる人がいる、それは海や森に感謝をしていないからだ」海や森に感謝を捧げるような人は、海も森も敵ではないから、怖がることも無いのだと。
 「森で困ったことがあったら、両手を合わせればいい。右手はお母さん左手はお父さん、その両手を合わせて森や木にお願いすればいい。手を合わせ、立ち止まって森の声に耳を澄ませば、落ち着きを取り戻し、適切な行動がとれるようになる。」そんな心持ちを忘れてはならないとおっしゃいます。
 彼女と家族に計り知れない悲劇をもたらした、有機水銀を取り込んでしまった魚たちについても、「魚は悪う無い、森にも海にも罪はない、悪いのは人間がやったこと。」と、おっしゃいます。自然と心を通わさず、ただ収奪するだけの人間の行為は、水俣病のように人間に大きなしっぺ返しをもたらす事になる。そういうことなんだろうと思います。
 水俣病に痛めつけられたご自身の事についても、「海に出て突風にやられるのは健康な人。自分は(水俣病で)体が弱っているからこそ、自然の声に耳を傾け、異変に気づいて避けることができるようになった」とおっしゃいます。
 自然に負けずに克服するとか、敵をやっつけるといった傲慢な心を捨てて、自然と語り合い、立場の異なる人とも話し合う柔らかな心優しい心をこそ大切にしたいものだと思います

 2008年にはネイチャーゲームの全国研究大会が、水俣で行われる予定です。自然と共にあろうとする全国の仲間にも杉本さんの話を聞いてもらいたいものです。


※(栄子さん自身は、「もやいを壊したのは私たちではない。なおすのは、壊した人たち。私たちはつくる、と言いたい。私たちからすると『もやいづくり』」と、前に言っておられたそうです。一般的には「もやい直し」でいいのでしょうが。 ・・・・Oさんより)
2007.2.18
杉本栄子さんが亡くなられました。2008/2/28でした。2007年夏にがんの再発で入院され。海の見える自宅で療養されていま痛みがひどかったのですが、治療の上、海の見える自宅で療養されていたそうです。
彼女の志が受け継がれてゆきますように。

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人と自然の出会い旅52
「おいお前、毛が有るじゃないか」

 昨年(2006年)の夏、愛知県犬山での養成講座を行ったときのことです。いつものことですが、地元の人も知らないような新しいフィールドを探して歩き回りました。普通の人が気にもとめないような雑木林の奥や、山道の奥に特別の場所があったりするものです。ここでも、施設から西へ数百メートル行った切り通しの道から、さらに山道を上がったところに隠れるように広がっていてる、静寂と自然の命があふれていて不思議な空間でした。ここだ!!と感じて、サイレントウォークを行うスペシャルなフィールドに使いました。スタッフにも、こんなところが有ったんだと感心してもらって、「なかなか良い所でしょう」と自画自賛しながら、施設にかえっている時のことでした。
 切り通しの壁面に、水抜きの穴が有ったのですが、そこに一匹のカタツムリを見つけたのです。「こんなところにカタツムリがいるよ」とのぞき込むと・・・。なんか変です。カタツムリの殻に毛のようなものが生えているのです。コケでも生えたのか?何かに寄生されてしまったのか??不思議です。
 さすが、ネイチャーゲームの仲間です。早速、虫眼鏡が出てきます。じっくり見ます。やっぱり毛が生えています。どんな感じかとそっとさわってみます。ふわふわしているの?と思ったら、意外と硬いのです。これでは、暖房とかの効果もなさそうです。何のために生えているのか?こんなカタツムリ見たこと有りません。新種だろうかと、早速写真を撮ってもらいます。新種なら、名前を付けなければ・・・ならヒゲが生えているんだから『モヤマイマイ』だと言う人まで出てきます。
 ネイチャーゲームの講座で、カタツムリの新種発見!!!モヤマイマイと命名!!!となれば、一気に有名人だったのですが・・・。スタッフの中に、確かこんなカタツムリのことを紹介する番組を見たことがあるという人が出てきます。やっぱり、「新種発見」は、素人には無理のようです。講座が終わって早速調べて連絡してくれました。
 「『オオケマイマイ』という名前のようですよ。インターネットで検索すれば画像も出てきますよ。」早速・・検索をかけました。出てくる出てくる毛の生えたカタツムリの画像。確かに、珍しい種類ではあるようですが新種では有りませんでした。それにしても、私たちが見たものの方が、しっかり毛が生えていたように思います。どうも、幼体の頃の方がしっかり毛が生えているという事なので、比較的若い個体を見つけたのだと思います。説明には、「Aegista vulgivaga 大きさ:(殻高)11-15mm・(殻径)20-28mm  時期:4〜11月 分布:本州(中部以西)・四国 黄褐色〜淡褐色で、殻の巻きに沿って太い毛が生えているカタツムリ。殻色は黄褐色で、凸レンズ形の低平なカタツムリ。鋭角の周縁部には1列の毛状殻皮が放射状に張り出す。老成すると毛状殻皮が磨耗してなくなる。低山の林内の草本や落葉下、社叢の石垣などに生息する。」と紹介してありました。
 それにしても、あの毛は何のために生えているのでしょう。不思議です。貝についているとげ状のものは、捕食者に食べられにくくするためだとすると、この硬い毛も食べられにくくするための進化でしょうか。

オオケマイマイ
http://www.insects.jp/kon-maimaiooke.htm
2007.3.13

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人と自然の出会い旅53
疑似科学を考える

数年前、冬の北海道でコーネルさん(ネイチャーゲームの創始者)と共に、ネイチャーゲームの指導を楽しんだときの事です。前日に、丸1日かけて下見と計画に費やしました。休憩をしているときに、コーネルさんが興味深い本を持ち出してきました。『水からの伝言』という日本で出版された本で、世界を意識してか英文の解説も入っていて、すでにアメリカでも出版されているようでした。各地の水を、独特の方法で結晶させたものを写真で見ることのできる美しい本でした。
 この本によると、世界中の河川や湖や水道など採集した水それぞれが、異なる結晶を見せるというわけです。四万十川等の清流の水は完成度の高く美しい結晶、隅田川などの汚染の進んだ川や塩素の入った水道水の結晶はゆがんでいたり結晶しなかったりしています。そして、とりわけコーネルさんがお気に入りなのは、「しようね」という文字を水に見せた(容器に張った)水を使った結晶がきれいで、「しなさい」などと決めつけるような文字を見せた水の結晶はゆがむという「実験結果?」でした。
 自然の事物に心や魂があるという「アニミズム的」な考え方・文化はネイチャーゲームと親和性の高いものです。もや旅の51話で水俣の杉本さんの話を紹介しましたが、その発想は私たちの生活を豊かにし、自然に対しても慎み深い生き方をはぐくむように思います。
 ただ、このような「アニミズム的」発想は、「科学的」発想と矛盾はしないまでも、立ち位置の違いに伴う微妙な関係性であると考えています。そんな中、上記の本は「水」という物質が心(言葉・文字・音楽・念)に反応することを実験により「科学的」に証明したのだと主張しています。コーネルさんとしても、我が意を得たりということだったのだと思います。それを、聞いている仲間もナルホドと感心していました。ただ、私は、・・・「興味深い実験結果だけれど・・・なんか変だ」と思ったわけです。

 自然に心や魂があるという文化には、大いにシンパシーを感じます。その一方で、そのことがこのような形で証明できるということには、懐疑の心保持していたいと思っています。まして、水に「文字」が理解できてその微妙な意味の違いを感じられる???それで結晶のでき方が変わる????にわかには信じがたいことです。もしそうであるとするなら、大変な発見です。それだけに、科学的であると主張するためにはそれ相応の緻密な証明が必要なはずです。この本は、研究論文ではないので、実験の詳細な方法や実験データの細部が述べられているわけではありません。それは仕方ないとしても、この「画期的」な実験結果が学会で発表されることも、それなりの学術誌に論文が掲載されることも無いだろうと思います。素人の私から見ても、実験データの配置に人為的操作がされているからです。(※なんと発表されたそうです。学会発表そのものは、トンデモの内容でも、とりあえず可能なのだそうです。後段の学術誌、とりわけレフリー付きの論文誌ではあり得ないのですが)
 本の前段では、利用する水の違いによって結晶の変化が出てきて、それは、私たちがそれらの河川や水道水に持っているイメージを損なわないような変化です。多分たくさんの写真の中からふさわしい写真を人為的にチョイスしたものと想像します(一部、筆者自身が認められています)。そして、コーネルさんが感動した容器に貼り付けられた言葉の違いによって、結晶が異なるという方です。この実験には、どれも同じ精製水が使われていて、この水はそのままではうまく結晶しない水なのだそうです(精製水では結晶しない??・・・そもそも氷りは結晶ですが、・・・六角形状の結晶ということでしょう・・・その場合、結晶の材料は空気中の水蒸気なので、使った水の性質の影響そのものが??なのですが)
 また、言葉だけでなく実験者の気持ち(好き嫌いなど)も影響するというのですから、その言葉や文字ではなく実験者にはどのような言葉を「見せた」水か知らされない状態で実験しなければならないことになります。・・・(薬の薬効を主張するときにとられる二重盲検に類する配慮が必要なはずです)・・・そして、文字や心に水が影響を受けておなじ水でも異なる結晶をするというのであれば、前段の実験での差は水ではなく、「○○川」と張られたシールや実験者の気持ちにあったことになってしまいます。これでは、他の人が同様の実験をしても再現性を期待できません。再現性が無いと言うことは、因果関係を証明したとは言えず、とても科学的に有効な実験とは言えません。
 どうも、川のイメージや言葉のイメージから読者の期待することに寄り添うように、写真が選ばれたように思います。せめて、「偽薬効果」が出ないように、実験者も撮影者も写真を選ぶ人も「どこの水か」「どんな言葉を貼ったのか」「どんな音楽を聴かせたのか」完全にわからなくして行わなければならないはずです。この本が証明しようとしていることは、科学的であるかのごとくよそおわれてはいるが科学的ではないもの(=「疑似科学」)に分類されると思います。(しかもかなり科学性が希薄。)この本を出しているのが、水に特別の生命力なり能力を付加したという水やらその機械をを販売している会社というのも気になります。私の友人の中に、この高価な機械を購入して、しきりに勧めてくれていた人がいました。「偽薬効果」も含めて、本人が納得して元気になるのならそれも良いかと思っていましたが・・・「特別な水」の力が足りなかったのか、その友人はガンで亡くなりました。

 この手の物の販売にともなって怪しげな「疑似科学」が多用されているように思います。「水のクラスター」やら「マイナスイオン」やら科学的な証明がされていないのに、あたかも科学的であるかのごとく効能を説明しています。さらには「脳内革命」だの「血液型による性格分析」等・・・データーの捏造・研究成果の勝手な解釈のオンパレードです。 「あるある」の捏造が問題になっていますが、この番組に限らず日本の社会に捏造が蔓延しているように思います。自分の思想や主張に都合のいい「研究成果」に無批判に飛びついていては、志と異なることになってしまうと考えます。他山の石としたいと思います。

「水商売」の人たちがあまりにいい加減の主張をしているので、水の化学的特性について詳しく調べています。「自然のおもしろクイズ」の不思議な性質をどうぞ。
2007.3.27

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